
秋になると木々も少しずつ色付いて「どんぐり」「松ぼっくり」が転がり、ついつい地面に目が行ってしまう季節だったりします。
子どもたちにとって、どんぐりと松ぼっくりは秋の宝物のような感覚なのか、公園などに行くと無心になって拾い続けております。
しかし「どんぐり」はかなりの確率で、中にイモムシのような虫が入っていることが多く、保存方法を誤るととんでもない事になりかねません。
時間が経つにつれウヨウヨと・・・。子どもにとってはヘタするとトラウマものです・・・。
そこで今回は、どんぐりをキレイな状態で保存するための方法をいくつかまとめてみましたのでご覧ください。
どんぐりを選別しよう!
どんぐりを拾っていざ見てみると、けっこうヒビ割れしていたり、穴が開いていたり、保存に適さないどんぐりが多く見受けられます。

子どもたちが取ってきたどんぐり
以下のようなどんぐりは、取り除いておくとよいでしょう。
・ヒビが入っている
・割れている
・穴が開いている
・ヘコんでいる
・腐って柔らかくなっている
・妙に汚い
選別すると意外にも、半分くらいが脱落してしまうかと思います。
まずは洗いましょう
子どもたちにとっては宝物かもしれませんが、土にまみれたどんぐりはかなり汚れています。
ジャブジャブと流水できれいに洗いましょう。
洗剤まで使う必要はありません。
おすすめな方法は「煮沸」
どんぐりの中の虫を死滅させるには煮沸が一番簡単で衛生的です。
他にも冷凍・塩水という方法がありますが、精神的に一番安心感があるのがコレです。
▼まずは鍋にお湯を沸騰させ、その中にどんぐりを投入します
大きさが違うどんぐりがある場合は時間を変えて煮沸する事をおすすめします。
・大きめなどんぐり・・・8分程度
・小さめなどんぐり・・・3分程度
長く煮沸しすぎると皮が破けてしまいます。
短すぎると中の虫を死滅させることができません。
私の経験上、この時間が一番しっくりきます
ザルにあげ水気を切る
煮沸後はザルなどで水気を切ります。
汚れなのか、どんぐりの皮の色が抽出されたのか・・・こんな感じになります。
煮沸後は冷水などに当てると、皮が破ける場合がありますので気を付けましょう。
冷水に付けず、そのままにしておくのが無難です。
煮沸後は乾燥
煮沸後は天日干しをしたいところですが、そこはグッと我慢。
天日干しをしてしまうと、どんぐりの皮が割れたりすることがありますので気を付けましょう。
日が当たらない風通しの良い場所で3日程度乾燥させることをおすすめします。
煮沸する事で、皮が割れたりしているどんぐりもあると思いますので、取り除いておきましょう。
何度かこの方法を行っておりますが、虫が出てきたことは一度もありません。
他の方法もご紹介します。
どんぐりを冷凍する
冷凍する方法は煮沸の次におすすめです。方法は洗浄後にしっかりと水気を切り、ビニール袋等に入れ冷凍庫に入れるだけ。
しかし時間がかかる事が難点です。
冷凍による虫の死滅には最低3日~4日は必要で、その後は煮沸同様にしっかりと3日程度の乾燥期間が必要となります。
煮沸の方法と比べるとやや時間がかかります。
調理に使う「鍋」をどんぐりに使うのに抵抗があるという方には、おすすめできる方法かと思います。
どんぐりを塩水に浸ける
どんぐりの中に入っている虫を塩使って死滅させるという方法です。
やや濃いめの塩水を用意して一晩どんぐりを浸けておくという方法です。
この方法、薄すぎると効果がないようですので、ちょっと多いかな?くらいの塩を使うと良いでしょう。
一晩浸けた後は、煮沸同様にしっかりと乾燥する事が必要となります。
けっこう手軽な方法ですが、翌朝以降にどんぐりを塩水から引き上げて、乾燥させてという行為が地味に面倒です・・・。
電子レンジでどんぐりを加熱する
この方法はあまりおすすめできません。
ワット数と時間配分がとても難しく、油断してるとどんぐりが破裂する危険性があります。
またどんぐりの大きさによって時間等を細かく変えなければなりませんので、実は一番大変な方法だったりします。。。
まとめ
鍋を使うことに抵抗がなければ、煮沸がおすすめです!
子どもたちは「どんぐり」を学校に持っていったり、大切に家で保管していたりするので、しっかりと「どんぐり」を処理してあげたいですね。
ぜひ皆さんも試してみてください!
それでは!