
きゅうぞうと申します。
この記事では就職活動における「準備」についてまとめてみました。
いざ就職活動をはじめよう!・・・と意気込んでも、何から始めたらいいのかわからないものです。そんな就職活動に悩める学生さんのためになればと思い記事にしてみました。
参考になれば幸いです。
目次
就職活動は何から準備をしたらいいの?悩みにお答えします
身なりを整える/就活の準備①
まずは就職活動をするための身なりをしっかり整えましょう。
[box04 title="ポイント"]1.髪の色を黒に戻す2.カラーコンタクトを止める
3.派手なメガネは身に着けない
4.派手なメイクを止める
5.無造作ヘアーを止める[/box04]
髪の色を黒に戻す
頭髪を明るくしている人は、元の黒い色に戻しましょう。髪の色が明るいだけで、平気で落としてくる企業はけっこうあります。
[chat face="20200315_230026845_iOS.png" name="きゅうぞう" align="left" border="gray" bg="gyay" style="maru"] あ、こいつは勉強もしないで遊んでいるな[/chat]
・・・など、まだまだ日本の就活市場では、髪の明るさはマイナスなイメージを連想されやすいです。一部のIT系の企業のエンジニア職では通用はしますが、一般的な企業での就職活動ではウケが悪いです。
髪の色が明るい人はすぐに戻しましょう!
カラーコンタクトを止める
カラーコンタクトはファッション性が高く、就職活動においては受け入れられないケースがほとんどです。
日頃からカラーコンタクトを愛用している学生さんは、就職活動時期はカラーコンタクトを止めるほうが無難です。
派手なメガネは身に着けない
奇抜なデザインや派手な色のメガネを身に着けるのは極力避けるほうが無難です。
最近ではある程度、メガネのデザインに許容のある企業は増えてきましたが、それは一部の企業であって大半の企業人事からは敬遠されがちです。
無造作ヘアーを止める
ヘアワックスやヘアスプレーなどで、髪型をアレンジしている方は、就活ウケが良いさわやかなヘアースタイルにすることをおすすめします。
就職活動をアルバイト面接感覚で行くと痛い目をみます。
ファッション性の高い髪型にしている人も気を付けましょう。
就活に必要なアイテムを揃える/就活の準備②
就職活動を始めるのに絶対に必要なアイテムがあります。持っていない方は早々に準備をしましょう。
[box04 title="ポイント"]1.リクルートスーツ2.就職活動用のカバン
3.小物類
4.筆記用具
5.腕時計
6.証明写真
7.印鑑
8.クリアファイル[/box04]
リクルートスーツ
IT系企業の中には、私服で面接OKの会社もありますが超例外企業です。
ほとんどの企業の採用面接がスーツでの来社を求めてきますので、絶対に買ったほうが良いです。中には先輩からもらう学生さんもいらっしゃると思いますが、サイズが合っていないと格好悪いので止めたほうが無難です。
また就職活動が本格化してくると、毎日リクルートスーツを着用する事となりますので、できれば2着買っておくと安心です。
女性の場合はパンツスーツがスカートにするか悩むかもしれませんが、お好きなほうを選ぶのが良いでしょう。
就職活動用のカバン
大学等で使用しているリュックサックやトートバックなどを、そのまま就職活動に使用するのは避けたいところです。
特別カバンだけで不採用になるケースは稀ですが、ほかの多くの学生が就職活動用のカバンを使っているのに、悪い意味で目立ってしまいます。
金融系や商社系では、就職活動用のカバンを持っていないとウケが悪いです。
小物類
【男性向け】
1.ワイシャツ(色は白でボタンダウンではない物)
2.ネクタイ
3.靴下(できればダーク系の色)
4.ベルト
5.革靴(黒)
【女性向け】
1.ブラウス
2.ストッキング
3.パンプス
筆記用具
1.ノートもしくはメモ帳
説明会、グループディスカッション、社員面談でスマートフォンやタブレットでメモを取るのはどうも抵抗があります。ノートやメモ帳を買っておくのをおすすめします。
2.ボールペン(消えるボールペンは止めましょう)
説明会など、その場でエントリーシートやアンケートを書かされることがあります。ボールペン等を企業が準備してくれるパターンもありますが、大人数で開催しているセミナー等だと自分の筆記用具で対応する事が多くあります。
また企業によっては交通費を支給してくれる場合もあり、領収書を記入する場合がありますが、その領収書に消えるボールペンは不可となっております。
3.シャープペンシル、消しゴム
説明会当日に適性検査(マークシート)の受験を促される場合を想定し、シャープペンシルと消しゴムを用意しておくと安心です。
腕時計
時計なんてスマートフォンで十分だ!
という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、インターンシップや説明会、社員面談等でスマートフォンで時間を確認するのはちょっと失礼だったりします。
腕時計であれば、チラっとさりげなく時間を確認できるので、あったら便利です。またスマートフォンの不測のバッテリー切れという事態にも腕時計があれば安心です。
証明写真
ごくたまに、面接時などに証明写真を持ち物として指定してくる企業があります。
急に指定されても証明写真を撮影する時間がなかったりする場合を想定して、何枚かあらかじめ持っておくことをおすすめします。
証明写真はスピード写真でも別に構わないのですが、できれば写真屋さんで撮影してもらうと良いですよ。スピード写真はキレイに指定サイズに切り取るのがけっこう大変だからです。
印鑑
履歴書やエントリーシートを提出した際に(特に面談や面接時)、個人情報同意書のような物に署名や捺印をする場合があります。
そういった事態を想定して、印鑑を持っておくと良いでしょう。
また採用選考時に交通費を支給してくれる企業が稀にあるのですが、その際には領収書を書く必要があり、印鑑が必要になってきたりします。
認印、ゴム印(シャチハタ等)どちらでも結構です。指定してくる企業もあります。
クリアファイル
友達と大量に共同購入をおすすめします。
履歴書をキレイな状態で持ち運べますし、企業からの大切なレジュメもクリアファイルに入れればグチャグチャにならずキレイに持ち帰ることが可能です。
就職活動サイトに登録する/就活の準備③
就職活動サイトは、少なくとも「マイナビ」「リクナビ」の2サイトは登録しておいた方が良いでしょう。この2つのサイトを登録しておけば、大体の求人企業をカバーする事ができます。
また最近では逆求人型の就活がトレンドになっており、こちらもおすすめです。これまでの就職活動は企業の求人に学生が応募をするというスタイルでしたが、逆求人型は企業が学生をスカウト・アプローチをするといったスタイルになっております。
逆求人型の就活には大きく2つあります。
[box04 title="①逆求人スカウト型就活サイト"]逆求人スカウト型就活サイトの特徴としては、学生が就活サイト上に自身の画像やプロフィールを掲載しておき、その学生のプロフィールを経営者や企業人事が見て、直接学生にスカウトが送られるという就活サイトの事を指します。[/box04]逆求人サイトは、マイナビやリクナビのようなナビサイトには掲載していないような企業からスカウトが来る場合があります。また超大手企業やビックネームといった会社から、直接あなたに声がかかるチャンスだってあるんです!
[box04 title="②逆求人就活イベント"]逆求人就活イベントとは、学生が60人前後集まる会場で、企業と学生とのマッチングを促すイベントの事を指します。そのマッチング手法は主催企業によって異なります。学生がグループワークやディスカッションを行いその様子を見て企業が学生を評価をしたり、学生全員と座談会が行われるなど、主催企業のイベントによって内容はバラバラです。[/box04]
具体的なサイトをご紹介いたします。
逆求人スカウトサイト① キミスカ
キミスカは株式会社グローアップが運営する逆求人サイトです。私の会社でも利用しているのですが、スカウトする企業側のメリットとデメリットとしては以下が挙げられます。
【メリット】
1.プログラミング経験者の使用言語を細かく検索ができるので、欲しいスキルの学生をピンポイントでスカウトができる
2.不適正検査「スカウター」の学生の受験結果を見ることができるので、メンタルが弱い学生のスカウトを避ける事ができる
3.就活軸がわかるので、ミスマッチの学生にスカウトを送らないで済む
【デメリット】
1.学生のプロフィールの入力項目が少ないので、やや魅力がこちらに伝わりづらい
逆求人スカウトサイト② offerbox
スカウトサイトといえばofferboxです。もちろん私の会社でも利用しております。
offerboxは株式会社i-plugが運営しているスカウトサイトです。就職活動ピーク時だと全国10万人近くの学生が登録をしており、5,000社以上の企業が登録している逆求人サイトの中では1番と言っても過言ではないサイトです。
企業側から見るメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
1.プロフィールの記入項目が多く、学生の特徴が掴みやすくスカウトが送りやすい
2.適性検査結果が表示されるので、学生の特性がわかりやすくスカウトが送りやすい
3.学生の就活軸や、どういったスカウトが欲しいのかがわかるので、スカウトを送りやすい
4.offerboxのアプリがあるため、学生の返信が早い
【デメリット】
1.企業人事担当者の自己紹介など、パーソナルな部分が訴求できないため、ややドライなスカウトになってしまう。(もう少し人間くさいスカウトを送りたいです)
逆求人イベント① MeetsCompany
MeetsCompanyは株式会社DYMが運営する逆求人型の就職イベントです。全国で300回以上の逆求人イベントを開催しており、最近急激に学生登録者数を伸ばしている印象があります。
さて逆求人イベント「MeetsCompany」ですが、おおよそ参加学生60名に対して、企業が6社ほどが参加します。最初に各企業が会社説明のプレゼンを行い、その後に座談会(学生と企業)が行われるといった仕組みです。その座談会で次回選考(説明会・面談・面接)の案内が行われたりといった運びになるケースが多いです。
企業側から見たメリット・デメリットをお伝えいたします。
【メリット】
1.とにかく多くの学生と会うことができる
2.学生は比較的リラックスしているケースが多く、普段に近いの雰囲気の学生に会う事ができる
3.ナビサイト主催の合同説明会イベントよりコスパが良い
【デメリット】
1.学生をよせ集めたイベントな性質上、欲しい学生層に会えない場合もある
→文理、体育会系、性別、学校群などの細かい指定の参加ができない
逆求人イベント② ジョブトラ
ジョブトラとは株式会社リアライブが運営する逆求人イベントです。
今や逆求人イベントは色々な会社が実施しておりますが、その火付け役が株式会社リアライブの「ジョブトラ」だと私は思っております。今現在は全国で年間300回以上のイベントを開催しており、日本最大級の逆求人イベントとなっております。
ジョブトラは学生約60名に対して企業が6社程集まり、最初に参加企業が会社説明のプレゼンを行います。その後に学生がビジネスゲームを行い、それを企業が各学生を評価するというものです。最後には座談会(学生と企業)が用意されておりますが、特定の学生に対して特別面談(1対1)に誘うことも可能です。
企業側から見たメリット・デメリットをお伝えいたします。
【メリット】
1.とにかく多くの学生と会うことができる
2.ビジネスゲームでの学生の様子を見る事で、学生の行動特性が確認できる
3.比較的レベルの高い学生が多い(学校群)
4.自社説明会への移行率が高い(気がします)
5.ナビサイトの合同説明会と比べ、コスパが良い
【デメリット】
1.最近は集客に苦戦しているのか、学生参加者が30人と少ないイベントに当たることがある
2.一人ひとりの学生を細かく評価しようとしていると、イベント時間が長いこともあってかなり疲れる。
自己分析をする/就活の準備④
そもそも、なぜ就職活動で自己分析が必要なのでしょうか?
目的は企業から内定をもらうためです。
当然ですが内定をもらうためには、選考試験を通過しなければなりません。選考試験を通過し内定を勝ち得るためには、エントリーシート・面接がとにかく重要です。
面接は営業と同じで、「自分」という商品を売り込む場なんです。
「自分」という商品の強みや弱点を理解していますか?
「自分」という商品の特徴を、相手に正確に伝えることができますか?
当然ですが自分の事だから、なんとなくは理解していると思います。・・・でもそれを言語化できますか?[chat face="20200315_230048286_iOS.png" name="きゅうぞう" align="left" border="gray" bg="gyay" style="maru"] あなたの強みって何ですか?[/chat][chat face="necchusyou_face_girl3.png align="right" border="gray" bg="gyay" style="maru"] ん~~わからないですね・・・[/chat]あなたが人事担当者なら、こんな学生を採用しますか?
だから自己分析が必要なんです。
就職活動の軸を決める/就活の準備⑤
行き当たりばったりに就職活動をしても絶対に上手くいきません。
何を作るかを決めずに、包丁を持って料理を始めるようなものです。間違いなくおいしい料理は完成しません。
カーナビに目的地を設定せずに、適当にドライブに行くようでは、いつまでたっても目的地に行くことができません。
そうつまり「軸」とは、自身の就職活動の方向性・ゴールを決めるものなので、絶対に必要なものなのです。
軸を決めると業界選びや企業選び、エントリーシートや面接対策が考えやすくなります。
軸の決め方は、まずは自己分析をしてみましょう。自己分析を深めていくと、自分の「性格」「行動特性」「モチベーション」「嬉しい事」・・・などが見えてくると思います。そうすると、自分が何がしたいのか、何が向いていそうか・・・を具体的に考えていくと良いでしょう。
「業界」「職種」「待遇・福利厚生」「有名企業か否か」「会社規模」といった中で、自分の優先順位を考えてみるといいでしょう。
[box04 title="決めておくと良い軸"]・業界(サービス内容等)・職種(どういった仕事をしたいのか?)
・会社規模(大企業、中小企業、ベンチャー、外資系)
・勤務地(家庭の事情で転勤不可or海外勤務希望)
・待遇面
・将来の自分の姿
[/box04]業界・企業分析をしておく/就活の準備⑥
企業分析は急いで行う必要は全くないのですが、「志望業界」がある程度決まっている方は企業分析を早々に行っても良いと思います。
企業分析の方法は以下の通りです。
1.業界内でのその企業の位置付け
2.業界の今後はどうなるのか
3.業界とその企業の特徴
4.業界とその企業の強みや課題、リスク
5.競合企業との違い、優位性
6.OB・OG訪問
7.会社の商品やサービスを実際に利用してみる
気を付けたいのが口コミサイトの情報はあまり鵜呑みにしないほうが良いです。元社員が感情的に投稿している場合もあり、事実と異なる情報も口コミサイトには掲載しております。それを本当の情報だと思って自分にインストールしてしまうと、社員面談や面接でのコミュニケーションにズレが生じるので注意が必要です。
実店舗がある会社は見学してみる
小売・外食・サービス業界などを希望している人は、実店舗を見学してみるのをおすすめします。
おすすめポイントの1つ目として、自分の抱いていたイメージと相違がないか確認ができます。
一番のチェックすべきポイントは、そこで「働いている人」です。なぜかと言うと、そこで働いている人が、未来のあなたかもしれないからです。
おすすめポイントの2つ目は、面接で聞かれる可能性が高く、回答次第では相当な加点に繋がるという事です。
・いつ見学したか
・どこの店舗を見学したか
・感想
・良い点、悪い点 ⇒ 自分なりの改善案
・店舗を利用しての質問
以上を回答できるようにしておきましょう。
店舗やサービス、従業員を注目する客目線だけではなく、客側に注目するなど企業側目線で見るという事も重要です。→どうやったらお客様は利用しやすいか?満足していただけるのか?
スケジュールの事前調整/就活の準備⑦
就職活動中は、会社説明会や面接の予定がとにかく突発的に入ってきます。
アルバイトのシフトは夜だけにしたり、旅行の予定を入れないようにするなど、スケジュールの事前調整をしておきましょう。
大切な説明会や面接に行けなくなって後悔するのは本当にもったいないことです。
貯金をしておく/就活の準備⑧
就職活動中はとにかくお金が必要となります。とにかくびっくりするくらいお金がかかります。
特にお金がかかるのが交通費。
次にお金がかかるのがスーツといった身の回りのアイテムだったり、証明写真だったり・・・
就活はお金がかかりますので、できるだけ貯金をしておきましょう!
朝方の生活リズムに整える/就活の準備⑨
AM9時に面接に面接に呼ばれたり、AM10時から説明会が始まったりというのが就職活動では当たり前に行われます。
昨日夜遅くて眠いから1限の授業サボろう・・・という方は即刻、夜型から朝方の生活にシフトすべきです。
大切な就活の予定が寝坊でドタキャンだと笑えませんよ。
勉強をする/就活の準備⑩
がんばって自己分析をして、エントリシートを気合入れて書いて、面接でバッチリ良い回答をしたとしても、筆記試験・適性検査(SPI等)で落ちるのは本当にもったいない事です。
筆記試験・適性検査を実施する企業はまだまだ少なくありません。
勉強しましょう!
まとめ
就職活動は情報戦で、いかに早期に情報をキャッチして行動量を増やしていくかが勝敗の分かれ道です。
就職活動は本当に面倒です。でもその面倒な事をがんばった人こそ、必ず人より良い結果がついてきます。それが就活です。
ますはぜひ「準備」から。
学生さん、がんばってくださいね!