
人事部きゅうぞうです。
私なりの人事職に就いて良かった事、良くなかった事をまとめてみました。
どの企業の人事マンもカッコつけたがりの人が多く、弱みを見せたくない人が多いです。
だからこそ誤解されやすいのですが、人事のお仕事は決して華やかな良い事ばかりではなく、嫌な事・悪い事もたくさんあります。
人事職を目指されている方は、ご参考いただけますと幸いです。
目次
良かったこと
色々な情報が早くキャッチできる

社内の新規ビジネス等の情報などがいち早くキャッチできるので、会社に信頼されている感がうれしいです。
また、社内のおもしろい噂話などもキャッチできます。
柔軟な対応が求められる

こうすると良い結果が出るというものが無く、その場で状況判断をしなければならない事が多く、逆にそれがとても面白いです。
貢献度が大きい

新卒採用数が上手くいくと、会社での立場が物凄く良くなります。
発言がしやすくなりますし、経費も使いやすくなります。
会社への貢献度の高さを感じる半面、責任が重いのが難点でしょうか。
成長がうれしい

新入社員で入社した社員が役職に就いたりするとうれしいものです。
人の成長が見られるのはうれしいですよね。
プレゼンをする機会が多い

学生に対してプレゼンをする事が多く、情報を正確に伝えるために色々学ぶ必要があります。
日々自分を高めていく必要があり、やりがいのある仕事に感じます。
また、自分の話を真剣に聞いてくれる場で話せるのはうれしいですね。
様々な部署の人たちとコミュニケーションが取れる

仕事柄色々な人と話す機会が多くなるので、少なからず頼られている感があるのでやりがいがあります。
とにかく社内調整を毎日のように行う必要があり、そういった調整事が苦手な人は苦痛な仕事だと思います。。。
良くなかったこと(大変な事など)
基本嫌われ役

なんでも人事のせいにされるので、嫌われ役を覚悟しないときついです。
役員が集まる会議で、吊し上げられたりすることもあります。
辛辣なクレームが多い

退職を控えた社員から、グチグチ小言を言われたり、退職後にストーカーのように電話をいれてくる奴もいます。
シビアな判断をしないといけない

感情を抜きにして、冷徹な判断をしなければいけないシーンが多くあります。
情報の秘匿性

機密情報を預かる事が多く、口に出すことはおろか、表情にも気を付ける必要があります。
意外に孤独

人事だからという事で、あえて距離を置いてくる社員もいます。
仲良くして~
退職はつらい

仲が良かった社員や、優秀だった社員が辞めるのがきついです。
なんでも相談を受ける

ディープな相談もあり、回答するのに悩むことが多く、自分が相手のためになっているのかを悩んでしまう。
また、会社批判の相談を多く受けると、「自分がこの会社に居る意義ってなんだろう」とか考えちゃう。
会社の業績が悪いと目に付けられやすい

人の採用に掛ける予算は莫大です。億単位です。
そのため会社の利益が良くないと、真っ先に目をつけられます。
とにかく役員から口出しされる

人事は経営リソースの主軸なところなので、色々な役員からとにかく口出しされます。
うるせーよ
あとがき
いかがでしたでしょうか。
人事職はとてもやりがいがありますが、相当なストレスを覚悟しないとやっていけません。良いイメージだけが先行してしまい、人事職をやってみたいという方は多いと思います。
学生に対して、上から目線で話せるから良さそうだとか、単純に人が好きだからとか、自分は人を見る目があるとか。そんな浅い気持ちでは務まらない仕事だと私は思っています。そういった人は精神的に参ってしまったり、人事としてキャリアアップができなかったり、しまいには紹介会社へ転職したりする事が多いです。
自身の仕事観などを冷静に考え、【人事の仕事】に照らし合わせて、果たして本当に自分は人事職がやりたいのか?向いているのか?をよく考えてみるのが良いと思います。
まぁ大変ですよ。。