人事部きゅうぞうです。
今日は合同企業説明会についての記事をまとめてみました。
目次
企業合同説明会とは

各企業の人事担当者が同じ施設内に集まり、各社ブースを設けて、ミニ説明会を実施する集合体の事を言います。
公園などで行われるグルメフェスと同じような感じですね。
企業合同説明会は、フェア・イベント・エキスポ・ライブなどと呼ばれる事もあります。
企業合同説明会は、よく「合説(ごうせつ)」と略されます。
企業合同説明会のメリット
まず大きなメリットとしては、気になる複数企業の説明を1日で聞く事ができるという事です。かなり大変ですが、頑張れば10社近くは回れると思います。
個別で開催している会社説明会を1日10社行くなんてほぼ不可能です。
効率的な情報収集が可能ってことです。
また、会場内には必ずと言っていいほど資料コーナーが設置されています。
なかなかゲットできない会社案内・入社案内が簡単にゲットできちゃいます!
新しい発見がある・・・かも
会場や開催時期によっては、なんと150社以上が出展することもあります。
知らない会社だったけど、なんとなく人事担当者の話を聞いてみたら、良い会社だった!
・・・こんな出会いもあるかもしれません。
また、やりたい仕事がなかったけど、新たな発見があるかもしれません。
百聞は一見にしかず ですね。
就活スタートのきっかけに

就活をいつから始めよう・・・?
という方は、一度合同説明会に足を運んでみるといいかもしれません。
就職戦線で、これだけの人数と競わなければならないという事と、他学生の意識の高さを知っておく良い機会になります。
合同企業説明会は、「就活」を始める良い動機付けとなります。
お土産がもらえる・・・かも

各企業、工夫を凝らしたノベルティを必ずと言っていいほど用意してきています。
理由は「学生」に対して、自社のインパクトを残すためです。
「面白いお土産ゲットしたぜ~!!」
なんてSNSで拡散してくれたら企業はウハウハって事なんですよ。
・スマホ関連グッズ
・PC関連グッズ
・スマホ関連グッズ
・防災グッズ
・タンブラー
・エコバッグ
各会社によりますが、ばら撒き用ノベルティを用意している会社もあります。
ばら撒き用とは、ブースを通り過ぎた学生に配りまくるノベルティ。資料コーナーに置いてあるパターンもあります。
この狙いは、会社名を学生に広く知ってもらう為です。単価の安い文房具関連が配られる事が多いです。
同じ会社の前を何度も通りすぎちゃだめですよ。
なお、食品関係のノベルティは主催者側が禁止している所もあります。
※自社商品やプライベートブランドは可
企業合同説明会のデメリット
メリットが多い「企業合同説明会」ですが、もちろんデメリットもあります。
いくつかまとめてみます。
とにかく疲れる
ビッグイベントだと、施設内に1万人ほどの学生が大集合します。
超人気企業になると、ディ●ニーランドのアトラクションみたいに1時間以上の順番待ちができる事もあります。
楽しいアトラクションを待つなら良いですが、「説明会」で1時間以上待つのって結構地獄ですよ。。。
しかも着慣れていないスーツや靴を履いていたりで、かなり疲れます。
目的を明確にしないと時間の無駄
目的を明確にしないと、本当に時間の無駄となる可能性があります。
なおイベント中はどこの企業ブースも学生でいっぱいです。
「あ、俺 何しよっかな・・・」・・・とならないために、
とりあえずで行くのではなくて、目的を明確にしましょう。
某テーマパークのように、戦略的にブースを回ろうとしないと、1社も入れなかったという可能性だって有り得ます。
合同説明会の参加目的は明確にしておきましょう。
具体的情報は期待しすぎない
企業合同説明会で行われる「会社説明」では、全ての情報が聞けるわけではありません。
合同説明会での会社説明の時間は1回20分程度です。
個別の会社説明会が60~90分と考えると、ダイジェスト版だと予想ができます。
なお、就職活動解禁前(3月前)ともなると、「就職」に関する情報は一切聞くことができません。
参考:大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について |厚生労働省
「就職」に関する情報とは、募集要項、待遇、選考方法など。
そのため、マイナビやリクナビでは、3月より前のイベントでは「企業研究会」や「インターンシップフェア」としたネーミングにしているんです。
企業合同説明会の効率的な回り方
1社20分~30分程度の会社説明がブース内で行われると思ってください。
※主催者側から、学生を循環させるために、そのくらいの時間と依頼されています
恐らく学生の皆さんは、全く名前も聞いたことない会社のブースに入る事ってあまりないと思うんです。だって興味ないし、時間の無駄じゃないですか?
ある程度名前が知っている企業に行くと思うんですが、そうなるとブースに入るのに順番待ちは必至となります。
以下のようにスムーズにいって、1時間半で2社回れるくらいかと思います。
仮に12:00~17:00の開催だと約6社くらい回れる計算となります。
まぁ、45分で1社訪問って感じでしょうか。
次に、各目的別に効率的な回り方をまとめてみました。
説明が聞きたい特定の会社がある人
事前にホームページや、当日のパンフレットで「ブースの場所」を確認しておき、どういう順番で回るかシミュレーションしておくのをおすすめします。
特に超人気企業は最初に行っておいた方が良いです。後になると、行列が膨らみ過ぎて待ち時間が長くなり、最悪説明が聞けなくなるかもしれません。
某テーマパークみたいにファストパスとかはありませんので、超がつくほどの人気企業は最初に片付けた方がいいです。
なお、超人気企業を中心に回りたい人は、行列覚悟で1時間1社の訪問を想定すると良いです。
超人気企業を回る人は、5社(5時間)くらいの訪問を想定してシミュレーションしましょう。
※5時間程度が体力的に限界と思います。
色々な会社の資料が欲しい人
会社のブースは無視して資料コーナーに直行しましょう。
各社資料は潤沢に用意しているはずですが、数には限りがあります。
資料目的の人は、とにかく資料コーナーへダッシュです!!
就職相談をしたい人
意外に就職相談コーナーは人気で入れなくなることも。
主たる目的が就職相談であれば、一番最初に飛び込みましょう。
友達と来ちゃった人
お互い大人なんだから、自分の行きたいブースに行きましょうね。
友達に誘われたからは無しですよ。時間がもったいなさすぎる。
高校や大学は3年程度ですけど、就職は一生モノです。
・・・とはいえ目的が無い人
時間はもったいないですが、会場をふらふらするだけでも、何気にけっこう楽しかったりします。各会社のブース装飾をみているだけでも結構楽しいです。
空いているブースがあれば、人事担当者に就職相談でもしてみてはどうでしょうか。
そんなに知名度のない会社であれば、ブースは埋まっていないと思いますので狙い目です。
まとめ
長々とまとめさせていただきましたが、
ぶっちゃけ、無理して合同説明会に参加することはありません。
だってその日に聞く内容は、説明会でやっている内容のダイジェスト版みたいなものですよ。個別説明会でもう一度聞くことになるわけですし。
まぁお祭りみたいな楽しい雰囲気なので、一度は行ってみてもいいかもしれませんね。
目的意識だけは持って参加する事をおすすめします。
それでは!