
人事部きゅうぞうです。
今回はヨシタケシンスケさんの「わたしのわごむはわたさない」の感想とレビューをお届けいたします。
ヨシタケシンスケさんと本と言えば、かわいらしいコミカルなイラストと大人でもついついくすっと笑ってしまう独特の世界観が魅力。
さてさてこの「わたしのわごむはわたさない」はどんなお話なのでしょうか?
絵のタッチは「なつみはなんにでもなれる」と似ている印象があります。主人公が女の子だからでしょうか?
わたしのわごむはわたさない 基本情報
基本情報 | |
タイトル | わたしのわごむはわたさない |
著 者 | ヨシタケシンスケ |
定 価 | 本体1000円+税 |
発 売 日 | 2018年11月8日 |
発 行 所 | PHP研究所 |
感想とレビュー

主人公の女の子が落ちている輪ゴムを拾うところからストーリーは始まります。
女の子にはお兄ちゃんがいるようで、これまで女の子はお兄ちゃんのおさがりばかりを当てがわれていたようですが、この輪ゴムに関しては生まれて初めて自分の物。友達から借りた物でもない完全に自分だけの物なわけです。
そんなかけがえのない「輪ゴム」が、ヨシタケシンスケ独特のタッチで女の子の妄想へと変わることとなります。
世界中の人たちからいくら金品を積まれても譲ることはないし、輪ゴムで世界を救うことはできるし・・・とにかくぶっ飛んでて笑えます。
そんな女の子の妄想が膨らみ続けていくわけですが、最後は「あら!?」っという終わり方になります。不完全燃焼というわけではなく、「あーーなるほどねぇ」という終わり方となっております。
ぜひ結末は実際に本を手に取って、ご覧いただければと思います。
最後に
自分だけのお気に入りを見つけ、大切にするという事の重要さを改めて感じさせられました。
今の日本社会は何でも手に入る世の中です。物を大切にする、愛着を持つ必要性というのを学ばせていただきました。