就職活動でエージェントを利用しない方が良い理由【メリットとデメリットを解説】

きゅうぞうです。

この記事では就職活動において就活エージェントは利用しない方が良い理由をお届けいたします。

 

きゅうぞう
私は「就活エージェント」は学生にとってデメリットが多いと思い、利用しない方が良いと思っております。

 

しかしデメリットばかりではなくメリットも一応ありますので、この記事では就活エージェント利用のメリットとデメリットを私なりに解説していきます。

エージェントは利用しない方が良い理由

まず、そもそも「就職エージェント」というビジネスモデルを知っておく必要があります。

学生の登録は基本的に無料がほとんどです。

ではどうやって儲けているかというと、就活エージェントに学生紹介を依頼している企業(クライアント)からお金をもらって儲けています。

学生1名をクライアント企業へ紹介し、内定承諾まで持っていくことができれば約100万の紹介料が支払われるのが一般的です。

 

ポイント
・学生の利用料は無料
・内定が決まると、企業はエージェントに紹介料を支払う
・紹介料は約100万円

 

ここからは就職エージェントを利用しない方が良い理由を具体的にお伝えしていきます。

就職活動の専門家というわけではない

就職活動のコンサルタントを名乗っている人たちは、特別専門家というわけではありません。

(一部を除いて)特別な訓練を受けているわけでもなく、キャリアコンサルタントやカウンセリングの知識・技術を持ち合わせていない場合がほとんどです。

そのため「自己分析の方法・ESの書き方・面接対策など」自分自身の経験だけでアドバイスをしてくる人がほとんどで、学生の抱える問題・課題にしっかり答えられる担当者は多くないのが実情です。

 

ポイント
・就職コンサルタントは専門家というわけではない
・専門知識は持っていないことが多い
・浅いアドバイスをしてくる人が多い

就活コンサルタントは営業マン

少し突っ込んだ言い方をしてしまうと、彼ら就活コンサルタントの仕事というのは要は「営業マン」なんです。
実は彼らは以下のような数字目標が課せられています。

面談数 → 求人紹介数 → 面接設定数 → 内定数 → 内定承諾者数

すべての就活コンサルタントが当てはまっているわけではありませんが、正直学生の就活の悩みとかはどうでもよくて、自分の担当する学生をいかにクライアント企業の内定承諾まで持っていくかばかりを考えている担当者が多いです。

 

ポイント
コンサルタントは営業マン

 

基本的に流れ作業

多くの就職エージェントは企業に学生を送り込むだけで基本的に流れ作業です。

どういうことかというと、企業側の欲しい人材像とはピントがずれた学生も説明会や面接にバンバン送り込んできます。

エージェントとしたら学生は商品です。

ハッピーな就職とかはどうでもいい場合が多くて、いかに早く内定を出させるかに燃えていてもはや流れ作業のようにも感じてしまいます。

連絡がしつこい

 

「紹介した会社の説明会に行きませんか?」

「面接に行きませんか?」

 

・・・などの電話・LINE・メールでしつこく連絡が来るケースが多々あります。

また就活エージェントによっては、ゴリ押しで行きたくもない企業の応募を促してくる場合もあります。

マイペースに就活をしていきたい人にとっては大変です。

 

きゅうぞう
対応が大変に感じたら、その思いを相手にしっかり伝えた方が良いですよ。

 

紹介される企業は限定される

就活エージェントから紹介される企業は、原則的に就職エージェントのクライアント企業となります。

誰でも知っている超有名企業に対して、就活エージェントがプッシュしてくれるわけではありませんので注意してください。

基本的に「新卒学生を紹介してほしい!」と就活エージェントに依頼をした企業しか紹介されません。

 

企業がエージェントを使う理由
・エージェントを使わないと採用できない
・特定の大学、体育会系といった属性の学生が欲しい
・特定のスキルや能力を持った学生が欲しい

 

エージェントを使わないと採用できない

ナビサイトと呼ばれる「マイナビやリクナビ」を利用しても全く新卒が採用できない企業も少なくありません。

なぜ採用できないかというと、サイトの特性上多額の広告費を支払わないと優先的に上位表示がされず、結果的に有名企業が有利になっている仕組みなためです。

そういった企業の多くは就職エージェントを利用して新卒を採用している場合があります。

特定の大学、体育系といった属性の学生が欲しい

企業によっては旧帝大、国公立、早慶といった学校群しか採用しないところも存在します。

大量採用であれば別ですが、5名程度の採用枠であればナビサイトを利用しないで就職エージェントを利用した方が効率的で費用も安く抑えられます。

また体育会系の学生は就職エージェントに登録しているケースが多く、普通の採用活動をしていると出会えないケースがほとんどです。

特定のスキルや能力を持った学生が欲しい

特にエンジニア系のスキルが欲しい場合は、普通の採用活動をしているとスキルレベルが見えづらいです。

中にはプログラミングテストを学生に実施させて、それをスコアとして可視化している就職エージェントも存在しています。

 

就活エージェントを利用した方が良い理由

就活エージェントの利用はデメリットばかりが目立ってしまいますが、学生にとってのメリットももちろんあります。

登録無料

就活エージェントへの登録には基本的にお金がかかりませんので、学生側からしたらリスクが低いのは大きなメリットと言えるでしょう。

登録面談は対面で行われることが多く、面談場所は就活エージェント企業内で行われる事が多いです。

なお面談場所までの交通費は自己負担ですので気を付けましょう。

学生が遠方に住んでいたりと諸事情で、WEB面談を行う就活エージェントもあります。

話を聞いてくれる

「とにかく誰でもいいから私の話を聞いて!」

という人には就職エージェントはおすすめです。

面談時間は各就職エージェントにより異なりますが、30分~60分が一般的で基本1対1で行われます。

とにかくどこでもいいから内定が欲しい

求人企業によってはナビサイトを使わず、就職エージェントだけで採用活動をしている会社も存在します。

そういった企業に応募すると高確率で内定がもらえる場合があります。

エージェント側としてはなんとしてでも企業からの紹介料をGETしたいので、応募先企業に学生を強烈にプッシュしてくれます。

とにかく内定が欲しかったり、就職活動を早く終わらせたかったりという希望がある方には、就職エージェントの利用はおすすめです。

・・・でも、なぜナビサイトを使わないの企業があるのでしょうか?

まず仮にナビサイトで学生を募集するとなると、初期投資で数百万円がかかってしまうのですが、サイト特性上知名度のない企業は学生のエントリーが集まり辛いという現実があります。

つまり数百万円をかけてナビサイトに求人掲載しても、1人も学生が採用できないといった事態が起きる可能性があり、リスクを回避するためにナビサイトの利用を控えているんです。
そのため、就活エージェントだけで採用活動をしている会社があるわけです。

ESや履歴書の添削、面接指導をしてくれる

就職エージェントとしては、学生を是が非でも内定まで持っていきたいのが本音です。

就職エージェントによっては、紹介先企業の書類選考や面接のポイントといった情報を持っている場合があり、書類選考や面接で落ちないために真剣に対策してくれることがほとんどです。

就活は何を利用するのが正解?

私個人としてはエージェントに完全に依存してしまうのは、自分の人生を人に任せている行為と変わらないので、エージェントはできるだけ控えるほうが良いです。

就職エージェントを使わないとなると、以下がおすすめです。

 

ナビサイト

1.マイナビ

2.リクナビ

 

スカウトサイト
1.OfferBox

2.キミスカ

スカウトサイトとは、自分のプロフィールをサイトに登録しておくと、企業担当者(経営者や人事)が直接学生にスカウトをしてくれるサービスです。

 

まとめ

就活エージェントはもちろんメリットはありますが、デメリットの方が多い気がします。

就職活動は一生に一回のことなので、自分でしっかり考えて行動することをおすすめします。
後悔のない良い就職活動が送れるようがんばってくださいね!

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