
きゅうぞうと申します。
私はトップYoutuberを目指して2017年にYouTubeに動画をアップしたことがあります。
1、2本とかではなく約50本。
Youtuberとして頑張ろうと1年ほどその活動を続けた結果、自分なりの気づきがありました。
※補足:お金を稼ぐ目的だけで、初心者の人が今からYoutubeを始めない方が良いです
なぜYoutubeをやらない方がよいのか?
なぜYouTubeをやらない方が良いかというと、努力に見合った成果がとても出にくいからです。
ハッキリ言って超大変です。
・動画を100本アップしても登録者1000人いかないとか当たり前
・動画は週に最低2本は出す必要がある
・初心者が10分程度の動画を1本投稿するために4~5時間はかかる
・自分とチャンネルと他チャンネルを分析しないと伸びない
・初期投資をケチるほど登録者は伸びない
・無名の素人がノー編集動画を投稿しても登録者は増えない
・ゲーム実況は無理ゲーだからやらない方が良い
順番に解説していきます。
動画を100本アップしても登録者1000人いかないとか当たり前
国内にはYouTubeチャンネルが約70万チャンネルほどが存在していて、そのうち上位10%ほどがチャンネル登録者1000人を超えているようです。
※確証データではなく、色々なデータを精査しての推測データです
んなわけね~だろ!見ているチャンネルほとんど1000人超えているわ!
・・・という方もいらっしゃると思いますが、そんなの当たり前です。
不人気チャンネルをトップページで表示したところで、ユーザーが動画を見ない恐れがあるためチャンネル登録者数が多い動画を見せるようにYouTube側で操作しているんです。
つまり埋もれてしまっているのです。
上位10%に食い込める自信がありますか?
動画は週に最低2本は出す必要がある
YouTubeの仕組み上、高頻度で動画を出しているチャンネルの方がユーザーに表示されやすくなっています。
実際に100万人を超えるトップYoutuberは週に3本程度は少なくとも投稿しています。
週に2本以上を継続して投稿できますか?
初心者が10分程度の動画を1本投稿するために4~5時間はかかる
最初のうちは動画撮影に約1時間、編集等で最低でも3時間はかかるはずです。
会社員であれば仕事から帰った後貴重な時間を費やして動画を作っていくわけですが、成果が出るかわからないものにそれだけ時間を費やせますか?
お金をすぐに稼ぐ目的であれば、ウーバーイーツでもやった方が間違いなく効率的です。
自分とチャンネルと他チャンネルを分析しないと伸びない
ただ動画を出しているだけでは間違いなく伸びません。
ゴルフが下手くそなおっさんが、ボールが飛ばないスイングを永遠と繰り返しているようなモノです。
分析をして修正をしていくPDCAサイクルを回していかなければなりません。
初期投資をケチるほど登録者は伸びない
伸びているチャンネルほど、ある程度お金をかけています。
・カメラ
・マイク
・照明
・編集ソフト
・パソコン
YouTube全体の質が上がっているので、ケチった分だけ他チャンネルとの差が開いてきます。
視聴者は貴重な自分の時間をつかってYouTubeを見ているわけで、それに見合う動画ではないと見てくれません。
無名の素人がノー編集動画を投稿しても登録者は増えない
全くの無名の素人のマイホームムービー感たっぷりの動画を見て、はたして見た人は面白いと感じるでしょうか。
近所のおっさんの独り言動画を10分見させられるようなモノです。
よっぽど重要で価値のある内容でもない限り、素人がノー編集で動画を投稿するのはリスクが高すぎます。
ゲーム実況は無理ゲーだからやらない方が良い
気軽にゲーム実況を始める人が多いと思いますが、趣味レベルなら良いですが稼ぐ目的で始めるのはおすすめできません。
ゲーム実況は他のジャンルと比べても難易度がとても高いです。
【実録】私がなぜ動画をアップしようと思ったか
ここからは私の2017年の実体験をご紹介します。
私がYoutuberを目指したきっかけは、当時4歳の娘と2歳の息子の「やってみたい」の一言からでした。
私の子どもが赤ちゃんの時から、YouTubeを見せていたのですが、そこに出ていたKan&Aki'sCHANNELに出ていた2人のお姉さん(かんなちゃん・あきらちゃん)の影響が大きかったみたいです。
我が家ではあまりテレビを見る事がほとんどなく、子供達にとっての芸能人・スターがこの2人だったわけです。
ソニー生命の調査によると「中学生の将来なりたい職業ランキング」ではYoutuberは上位に食い込んでいます。
それだけYoutuberというのは子供達に強い影響力を与えています。
子供がやりたいというのは納得です。だってみんな楽しそうなんですもの。
購入した物
準備のための出費なんてすぐ回収できるだろうから、初期投資は少し高くても問題ないだろうと甘くみてました。
なかなかお金かかりました。。。
今となれば、普通にスマートフォンで動画撮影すればよかったなと。
▼私のAmazonの購入履歴
動画編集ソフト「パワーディレクター」は本当におすすめです!
操作が簡単で覚えやすいですし、けっこうサクサク動くのでおすすめ。
私は2020年よりゲーム系のYouTubeチャンネルを開設し動画投稿をしておりますが、今でも私の編集ソフトはパワーディレクターです。
2017年当時の動画の内容は?
子どもがやりたいと始めたYouTube。
当然我が家の4歳の娘と2歳の息子が主役で、キッズ系チャンネルを運営しておりました。
・子ども向けおもちゃで遊ぶ様子
・おもちゃで遊んでみた感想
問題が生じる
主役は4歳と2歳の子ども。
当然ながらおとなしくカメラの前に居てくれるわけがありません。
途中ケンカを始めたり、飽きてどこかへ行ってしまったり、グズって泣き始めてしまったりで、とにかく撮影は大変で仕方ありませんでした。
そのため、10分程度の動画を撮影するのに最低1時間もかかる事が普通でした。
慣れない編集にも時間がかかる
当時は10分のYoutubeの動画を作るのに、以下の作業で最低でも2時間くらいはかかっていました。
- 動画の不要な部分のカット、結合
- アクション、効果音、音楽の挿入
- サムネイル作成
さらにはネタ探しにも時間を取られたりで、1週間で自分の空いた時間全てYoutubeで頭がいっぱい。
毎日動画の事ばかりを考えており、それ以外は何もできずにおりました。
一応これでも当時としては、そこそこのクオリティだったと思っています。
※現在はその動画はYouTube内には残っておりません
更新頻度は?
1週間に最低2本はアップしていました。
働いている自分にはこれが限界でした。
土日で撮影をして、平日会社の通勤中・休み時間・帰宅後に編集をして・・・という感じです。
結局儲かったのか?
私の1年間の成果は約10,000円でした。
初期費用、動画に掛かる手間を考えると、決して良いパフォーマンスでは無かったと思っています。
時給換算したら恐ろしいことになります。アンケートサイトでコツコツ頑張った方がコスパは良いです。しかし収益が出ている分、これでもまだマシかもしれません。
儲かっていない人は本当に儲かっていないんです。
以後半年放置していたら合計20000円くらいの収益を得ることができました。
なお現在では2017年に行われた規制により、下記条件をクリアしないと広告を付けることができず収益化ができなくなっております。
・チャンネル登録者数:1000人以上
・年間総再生時間:4000時間以上
1年がんばってYoutubeに動画を上げ続けても、チャンネル登録者数が1000人超える保証はありません。
チャンネル登録者数を増やすのは本当に大変なんです。
1年間以上無給でがんばる覚悟はありますか?
チャンネル登録者数
Youtuberを始めるまで全くわからなかったのですが、Youtubeの動画再生数はチャンネル登録数に比例するといっても過言ではありません。
例えば、私がカップラーメンを食べる動画を上げても再生数は当然伸びませんが、ヒカキンがカップラーメンを食べれば余裕で100万回動画が再生されるわけです。
Youtubeではチャンネル登録者数がなによりも大切です。
どんな内容の動画でも、チャンネル登録者数が多ければそれなりに再生されるわけです。
おもしろい動画の内容・企画を考える前に、チャンネル登録者数を増やす努力や営業がそれ以上に必要となります。
なお当時私のチャンネル登録者数は1年で300ちょっとでした。
以後半年放置で500まで増えていました。
YouTuberのメリット・デメリットは?
Youtubeを1年間やってみて、私なりに感じたメリット・デメリットをまとめてみます。
ご参考ください。
メリット①:動画・画像編集技術が身に付いた
仕事でも画像・動画を扱う事が多く、アウトソースしないで自己完結できています。
また現在はYouTubeチャンネルを再開したこともあり、編集技術の下地があったことで初動が楽になりました。
この1年間の経験が無かったら現在のYouTube活動は停滞していたことでしょう。
メリット②:動画撮影技術が身に付いた
編集しやすい撮影の仕方、視聴者側から見やすい撮影方法がわかるようになりましたので、子どもの運動会などでは活用できるようになりました。
メリット③:まぁまぁ楽しかった
正直、良い人生経験になりました。
色々勉強もしましたし、この経験がこのブログへ原動力にもなっています。
時々子ども達がまたやりたいと言う事もあります。
デメリット①:お金と時間がかかる
想像以上にお金と時間を要します。
中途半端にやろうとするとお金も時間も無駄になります。
本気でやっても成功は難しいかもしれない・・・それがYoutuberです。
技術・センスだけでなく「運」の要素もかなり大きいです。
デメリット②:YouTubeの視聴者の鬼のようなコメント
Youtubeのコメント欄、とにかく辛辣なコメントがバンバン来るのでとにかく萎えます。
厳しいコメントの書き込みを見るのが嫌いな人は気を付けた方が良いですね。
コメント欄を閉鎖してしまえばよいのですが、アクセスを増やすためにはコメント欄があった方が良いわけで・・・。
デメリット③:お出かけが楽しくなくなってしまった
どこへ出かけるにもカメラを持参して、常に動画ネタのことを考えてしまう。
子どもが遊び始めると撮影し、お出かけの目的が動画撮影となってしまい、子どもとのお出かけを楽しめずにいました。
旅行でも同じような感じでした。今はカメラがなくなって純粋に子どもと楽しめています。
あとがき
売れっ子YouTuberを目指すには7つの重要な事があります。
1.アイデア
動画コンテンツのアイデアを考える事がなにより重要。
人と同じような内容では、「あ、見た事あるなコレ」って飽きられてしまいます。
2.技術
撮影技術と編集技術がとても大切。内容がそこまで面白くなくても、編集技術でめちゃくちゃ面白い動画に変える事だって可能です。
そして自分が出演するのであれば、トーク技術も求められます。「あー」とか「えー」といった言葉を頻発していると、ユーザーは動画を見ていて苦痛になります。
3.時間
企画を考える時間、動画を撮影する時間、動画を編集する時間・・・。
動画にかける時間を毎日2時間程度は必要となります。
4.お金
全部0円で動画アップはできますが、いつかは限界が来て投資が必要になってきます。2021年現在でいうとプロが参入してきていますし、ホームビデオ感満載の動画では見られませんのである程度の投資が間違いなく必要です。ここでいう投資とは、機材・編集ソフト・企画に係る資材・旅費交通費等です。
5.忍耐力
成功するためには、とにかく動画の事を毎日考え続けなければなりません。
地味な編集作業がつきまといます。片手間では絶対成功しない世界、それがYouTubeです。
1年間がんばって収益化できないなんて普通の世界で、それでもやり続けなければなりません。
そして気合い入れてアップした動画に低評価・辛辣なコメントがバンバン付きますので、それなりのストレス耐性が求められます。
6.運
動画がたまたまヒットする事が有り得ます。
ピコ太郎だって、たまたまジャスティンビーバーの目に留まって大ブレイクしました。
Youtuberとしてのヒットは運も重要な要素のひとつです。
7.分析力
YouTubeでお金を稼ぐ目的でなければ良いのですが、ある程度お金を稼ぎたいと思うなら多少なりとも分析力が必要です。自分の好き勝手に動画を投稿したら間違いなく失敗します。
Youtubeってもう完全なレッドオーシャンなんです。
既にYoutube内のコンテンツのモデルが出来上がっており、何か動画をアップしても完全に二番煎じの後発組となります。
要するにどんな動画をアップしても、すでに誰かが同じような動画を絶対にアップしているという事です。
先発組のアイデア・質などを凌駕する自信が無いなら最初からやらない方が無難です。
逆にマニアック過ぎる動画をアップしても、ニーズが無いので見る人がいないわけです。
単なる自己満足の情報発信目的ならいいですが、儲けたいという方には厳しい現実が待っています。
「俺にも、私にもできるかな?」程度で始めると確実に失敗します。死ぬ気でやっても成功しないかもしれない、それがYoutuberです。
▼参考動画「Youtuberとして成功する確率が判明!」