
きゅうぞうと申します。
就活の面接試験で重要とされる逆質問について記事にしてみました。
通常、面接は企業側から学生に質問が行われます。
そんな面接の最後に企業担当者から「何か質問はありますか?」と質問の権利が学生に渡され、企業担当者に逆に質問をする事を逆質問と言います。
この記事では、就活の面接ですぐにでも使えそうなフレーズや、逆質問についての疑問をまとめてみましたのでご参考ください。
目次
就活面接の効果的な逆質問集をまとめてみた
面接試験に向けて逆質問を事前に考えてきたけど「忘れてしまった!」という学生の声を多く聞きます。
面接当日に考えてきた逆質問を忘れてしまっても、時間軸を意識した質問を考えれば、その場でも対応ができるようになります。
またさらなる逆質問のポイントとして、目の前にいる面接官に向けた質問をすると効果的だったりします。
コミュニケーションにおける質問という行為は相手に関心があるという意思表示です。
好きなアイドルやタレントが目の前にいたら、質問しまくるんじゃないですか?
面接官のパーソナルな質問をしても失礼ではありません。
面接は面接官に評価されてなんぼの世界です。面接官に好かれて、一緒に働きたいと思わせるような逆質問をぶつけてやりましょう!
それでは、逆質問を「時間と面接官」にフォーカスを当てて考えた一例をご紹介します。
過去/逆質問例
・入社して一番大変だったエピソードは何ですか?
・大変だった仕事をどう乗り越えたのですか? ・仕事をしていて楽しいと感じた時とはどんな時ですか? ・面接官として一番やりがいに感じた時はどんな時ですか? ・御社の新卒社員がよくぶつかりがちな壁はなんですか? ・どうして御社に入社されたのですか? ・学生時代はどんな学生だったのですか? |
現在/逆質問例
・今活躍されている社員の共通の特徴はありますか?
・今の仕事の目標は何ですか? ・今の御社の雰囲気はいかがですか? ・現在の御社の課題を教えてください ・今御社で足りないと思っている事はなんですか? ・お休みの日は何をされているのですか? ・趣味は何ですか? |
未来/逆質問例
・私たち新卒に期待することは何ですか?
・今から勉強しておくことや必要な心構えはありますか? ・取得しておくべき資格はありますか? ・5年後や10年後の経営ビジョンを教えてください ・新たなサービスや取り組みの予定を差し支えない範囲で教えてください ・将来の夢を教えてください |
逆質問の疑問について
就活生からよく受ける逆質問の疑問をまとめてみました。
ご参考ください。
逆質問で逆転ホームランは可能か?
逆転ホームランとはどういうことかと言うと、終始グダグダだった面接を最後の逆質問で評価をひっくり返すことは可能か?という事です。
逆質問自体に終始グダグダだった面接イメージを払拭させるだけのパワーはありません。
しかし逆に上手く進んでいた面接が、逆質問で不採用になってしまう可能性はあるので注意が必要です。
逆質問は何個用意すれば良い?
理想としては逆質問を2~3個は用意しておきたいところです。
1個だと志望意欲が低いと思われてしまいますので、2~3個程度がおすすめです。
4個以上といった数になってくると・・・
まだ質問は続くのかな・・・
・・・といったダルい印象をもたれかねません。
最終面接は何を質問したらいいの?
最終面接だからといって、無理に特別な質問を用意する必要はありません。
上記(過去・現在・未来)のような質問をぶつけてあげればOKです。
さすがに最終面接で、逆質問のクオリティ(質)だけで不採用となるケースはそんなにありません。
最終面接まできて逆質問だけで不採用にする無能な会社は入らない方が賢明です。
逆質問で逆転ホームランは可能か?
逆転ホームランとはどういうことかと言うと、終始グダグダだった面接を最後の逆質問で悪い印象をひっくり返すことは可能か?という事です。
ハッキリ言いますが、無理です。
逆に上手く進んでいた面接が、逆質問で不採用になってしまう可能性はあります。
これは次で解説していきます。
NGな逆質問
基本的には聞きたい事を聞いてOKですが、できれば避けておいた方が良い逆質問というのがあります。
ワークライフバランス系
休みは取れますか?残業はどのくらいですか?等の質問は避けるべきでしょう。
ある程度の高い意識で働いている社会人であれば、休日は「仕事のため」とする考えの人が多かったりします。プロスポーツ選手の休日の考え方と一緒です。
いずれにせよ、ワークライフバランス系は学生にとっては特に気になるかもしれませんが、面接では聞かない方が無難でしょう。
ちなみに転勤の有無は聞いても、そこまで問題はありません。
部長や役員といったレイヤーが登場する面接フェーズでは、「ワークライフバランス系」は絶対してはいけない質問です。
面接のフィードバックください
人事側から言ってしまうと、「面接のフィードバックをください」といった逆質問はぶっちゃけ困ります。
面接では学生の全てを定量的に評価しているわけではなく、「〇〇部の××さんと相性が良さそう」「なんとなく一緒に働きたい」といった抽象的な評価で、面接通過とするパターンもあるため、具体的評価を求められると困ってしまう場合があります。
また採用に値する学生ならまだ良いのですが、全く良いところがなかった学生にはかける言葉が見つかりません。
できれば、面接フィードバックはやめてほしいところです。
とくにありません
自社に全く興味がないと思われてしまうので、逆質問で「とくにありません」は避けたいところです。
実は企業側の新卒採用活動で一番恐れているのが、学生の選考(内定)辞退です。
かなりのお金と時間を使って一人の学生に対し、労力をかけていくのが新卒採用活動です。採用する企業側とすれば、志望意欲の高い優秀な学生を欲しいものです。
辞退しそうな学生は、次の選考に進ませるのは時間の無駄なので、早期に切り捨てるのが採用活動の基本となっています。
逆質問は企業に自分の志望意欲を伝えるチャンスタイムです。「とくにありません」は止めましょう。志望意欲が無いと思われて、バッサリと切り捨てられますよ。
部長や役員といった人たちの面接スケジュールを調整するのは大変なんですよ。
調べればわかることや、HPやパンフレットに書いてある事
簡単に調べればわかることを質問するのは止めましょう。
幼稚な学生に思われたり、レベルが低い学生と思われてしまいます。
・企業理念は何ですか?
・競合企業はどこですか?
・御社の他社には負けない主力製品は何ですか?
・本社以外の拠点はどこにありますか?
相手が答えられない質問をする
例えば営業担当レベルの社員に将来の展望を聞いても答えらえるわけがないですし、エンジニア未経験の人事にエンジニアの気持ちがわかるわけがありません。
相手に質問したところで面接の場が変な空気になるだけなので、この類の質問は避けたいところです。
あとがき
面接の回答に集中しすぎるがあまり、逆質問を甘くみてしまう学生が多いのが現実です。
逆質問は面接の合否を決める重要な隠し味となっております。
ぜひ逆質問を効果的に使って、良い就活ライフを送ってくださいね。