【初心者向け】就職活動の履歴書やエントリーシートの書き方まとめ   

きゅうぞうと申します。

就職活動の履歴書やエントリーシートの書き方は本当に難しいです。

 

様々な本やネットの情報を見ると、履歴書やエントリーシートの書き方といった情報がバラバラだったりとかして、果たして何が正解かわからなくなってしまいます。

これが就活の闇だったりするのですが、実は各企業ごとに最適解というものが存在しており、標準的な答えというものが就活には存在していないんです。

 

そこでこの記事では、ある程度汎用性が効く履歴書やエントリーシートの書き方をお伝えいたします。

また合わせて履歴書やエントリシートについての疑問についての回答を私なりにまとめてみました。

目次

就職活動の履歴書やエントリーシートの書き方まとめ

この記事でお伝えするポイントは以下の通りです。

 

ポイント
・履歴書のサイズ、フォーマット
・証明写真の疑問
・学歴はどこまで書く必要があるのか
・職歴(アルバイト)はどこまで書く?
・西暦か和暦かどちらを書けばいい?
・電話、メールアドレス欄の書き方
・履歴書は手書きが良いのか
・資格欄はどこまで書いていいの?
・個性は出してもOK?
・誤字脱字について
・履歴書の印刷方法
・印鑑について
・趣味、特技欄について
・本人希望欄の書き方
・通勤時間、扶養家族、配偶者欄について
・コピーは取っておこう

 

きゅうぞう
順番に解説していきます

 

履歴書のサイズ、フォーマット

履歴書のサイズは企業の指定が無いようであればなんでも良いです。

ただしできれば企業側としての意見を申し上げると、サイズはA4A3だと助かります。

なぜなら履歴書をファイリングする場合、A4かA3だとサイズの統一性があって保管しやすいからです。

履歴書のフォーマットは何でも良いの?

履歴書のフォーマットは何でも大丈夫ですが、就職活動用の履歴書を購入することをおすすめいたします。

アルバイト用の履歴書だったりすると、必要な情報が網羅されておらず、書類選考で不利に働く可能性があります。

なお学校指定の履歴書が各学校で売られている事があります。

就活で必要な情報が網羅されているので、使うのはおすすめです。

また履歴書はコンビニや100均で購入したものを使用しても問題ありません。

証明写真の疑問

街中に置いてあるスピード写真(証明写真機)で撮影した写真はおすすめできません。

 

スピード写真をおすすめしない理由

◆指定サイズにカットするのが大変

◆姿勢や表情が変になりやすい

◆写真屋さんの方が質が良い

◆なんだかんだでお金がかかる場合も

 

指定サイズにカットするのが大変

縦横1ミリでもズレていると、バランスが悪くなり格好悪くなってしまいます。

またカッターやハサミで切ると、切れ端が汚くなってしまったりするので、自分で写真をカットするのはとても大変な作業です。

ちなみに、履歴書やエントリーシートで写真貼付が必要な場合は、縦4cm・横3cmというサイズが多いです。

姿勢や表情が変になりやすい

普段通りに写真を撮ると、右肩が上がっていたり、表情がやたら暗かったりと履歴書の写真としては使えそうにない変な仕上がりになる場合があります。

自分だけで写真を撮ってしまうと、無意識レベルのクセを修正できなかったりします。

写真屋さんの方が質が良い

最近のスピード写真の画質はとても上がっておりますが、やっぱり写真屋さんの画質にはかなわない印象があります。

少しでもキレイに明るく仕上げたいのであれば、スピード写真で撮らないほうが良いですよ。

なんだかんだでお金がかかる場合も

写真屋さんで撮影した写真は安価で焼き増しができます。

スピード写真はほぼ不可能です。

大量に写真が必要な学生だと、最初から写真屋さんで撮影したほうがコスパが良い事も有り得ます。

 

写真屋さんで撮ってもらった方が、写真の印象が間違いなく変わるのでおすすめです。

 

ポイント

・写真屋さんで撮影してもらおう!

・写真はキレイに真っ直ぐ貼る

・服装はスーツで撮ろう!

・カラーの方が良い

・派手な髪型、メイクはNG

・ネクタイはしっかり締める!

・ネクタイの色はなんでもOK!

・業界にもよるが、表情は無理に微笑む写真じゃなくてもOK

 

学歴はどこまで書く必要があるのか

履歴書の学歴欄はどこの時点から書けばいいのか気になりますよね?

学歴欄は中学卒業から書いておけば問題ありません。

なぜ中学卒業から書いておく必要があるかと言うと、企業によっては中高一貫かを気にしたり、一般受験か推薦かを気にする場合があるからです。

最近は出身高校の偏差値を気にする企業も増えてきましたので、せめて高校名くらいは書いておきたいところです。

職歴(アルバイト)はどこまで書く?

就活中の学生にとって、どう書けばいいのか悩んでしまいますよね?

無理してアルバイト歴を書く必要はありません。

ただしアピールできるアルバイト経験がある場合や、学歴・職歴欄の空白がどうしても気になってしまうのであれば、アルバイトの事を書いても良いと思います。

アルバイトを複数短期間で転々としている場合は書かない方が無難でしょう。

西暦か和暦かどちらを書けばいい?

履歴書には「20××年」といった西暦か、「令和××年」といった和暦、どちらで書けばいいのでしょうか?

 

きゅうぞう
私は西暦で良いと思います

 

西暦・和暦の表記は各企業の好みにわかれます。

和暦で書いてしまうと学歴欄が平成・令和が混じってわかりづらいので、私は西暦で良いと思います。

金融やメーカー、公務員は和暦を好む傾向がありますので注意しましょう。

 

ポイント

・西暦、和暦はどちらを書いても良い

・金融やメーカー、公務員は和暦を好む傾向があり

・特に指定が無ければ西暦を書こう

・西暦、和暦は統一して書く(記入日、生年月日、学歴・職歴欄)

・履歴書上部の「年月日」は履歴書提出日でOK

 

電話欄の書き方の注意

電話の記入欄は自宅の固定電話を書く必要はありません。

企業側の意見としては、できれば携帯電話番号を書いてほしく、電話番号欄の未記入はとても困ります。

なぜなら履歴書を見ながら学生に電話をかける場合があるからです。

 

ポイント
電話番号は携帯電話番号が良い。未記入には気を付けよう。

 

メールアドレス欄の書き方の注意

メールアドレス欄はフリーメール、学校のメール、何を書いてもかまいませんが以下を注意しておきましょう。

 

ポイント

・ふざけたメールアドレスを使用しない

・手書きの場合、「.(ドット)」「_(アンダーバー)」「-(ハイフン)」等の違いは明確に

・空欄は止めましょう

 

履歴書は手書きが良いのか

履歴書の手書きについてポイントをまとめてみました。

 

ポイント

・手書き、プリンター出力どちらでもOK

・手書き文字に自信がないならPC出力一択

・字が下手でも丁寧に書こうとする努力は必要

・消せるボールペンは使わない

・できればゲルインキボールペンも避ける

 

手書き、プリンター出力どちらでもOK

履歴書は手書きでも、PCで作成したものを出力したもの、どちらでも問題ありません。

きゅうぞう
 個人的には手書きじゃないほうが見やすいので助かります。

企業によっては、履歴書の手書き推奨という場合もあるので注意が必要です。

手書き文字に自信がないならPC出力一択

もし手書きが苦手な学生なら、無理して手書きの履歴書を用意する必要はありません。

PC出力の履歴書で対応しましょう。

字が下手でも丁寧に書こうとする努力は必要

しかしどうしても手書きの履歴書の提出を求められるのであれば、サラサラと流して文字を書くのではなく、しっかり丁寧に書く努力をしましょう。

消せるボールペンは使わない

また熱に反応する消せるポールペンは、場合によっては消えてしまうかもしれませんので使わないでください。

できればゲルインキボールペンも避ける

ゲルインキボールペンは摩擦で記入した文字が滲んでしまう可能性があるので、使用はさけたいところです。

資格欄はどこまで書いていいの?

たまに資格マニアの学生から質問を受ける事があります。

 

どういった資格なら履歴書に書いていいのでしょうか?

 

資格についてのポイント

・アピールにつながりそうもない民間資格は書かなくてOK

・国家資格だからと言って無理に書かない

・面接ネタにつながりそうな一芸資格は書いてもあり

・自動車運転免許は書いておくべき

・TOEICは600点以上

・英検は準1級以上

・勉強していますアピールは要らない

 

アピールにつながりそうもない民間資格は書かなくてOK

アピールにつながりそうにない民間資格とは、検定系の資格がそれにあたります。

検定系の資格は比較的簡単に取得できますし、応募先企業と全く関連性が無い場合が多いです。

パソコン検定、アロマテラピー検定・・・など。

逆にアピールできそうな民間資格となると、秘書検定・日商簿記検定・ビジネス実務法務検定が王道でしょう。

国家資格だからと言って無理に書かない

国家資格をたくさん持っているからと言って無理に書く必要はありません。

資格を取ること自体が「目的」だと思われかねません。

測量士とか潜水士とか書かれても「?」でしかありません。

面接ネタにつながりそうな一芸資格は書いてもあり

その人らしさがわかるものや、一芸系の資格は書いてもOKです。

世界遺産検定、唎酒師といった趣味を絡めた、変化球的な資格を敢えて書くのはアリだと思います。

自動車運転免許は書いておくべき

運転免許を取得されている人は書いておいた方が良いです。

なぜなら業界・職種(営業、MRなど)によっては、仕事で車を使用することになるためです。

自動二輪は別に書かなくても良いです。

TOEICは600点以上、英検は準1級以上

TOEICは公開テストの平均点が、多くの実施回で500点台後半となっていることが多いです。

そのためTOEICスコアの総合評価でおおむね600点以上であれば、資格欄に記入してアピールすることができるでしょう。

英検準1級はレベル的には、大学入試の英語と同等かそれ以上の難易度と考えられており、履歴書に書くのは準1級以上が無難です。

勉強していますアピールは要らない

「宅建勉強中です!」

「社労士勉強中です!」

これを履歴書に書いたところで、全く意味がありません。

合格してから書きましょう。

個性は出してもOK?

履歴書やエントリーシートの自己PR欄等で、目立つように文字を太くしたり色を変えて強調する学生がいます。

また写真を切り貼りしたり、もはや卒業アルバムのような「作品」に仕上げてくる学生もいます。

募集職種がデザイナーだったら別に良いのですが、そこまで履歴書やエントリーシートを着飾らなくても内容が良ければ普通に書類選考は通過します。

逆に過剰なデザインに仕上がっている履歴書やエントリーシートは正直見るのが面倒になります・・・。

誤字脱字について

就活において履歴書やエントリーシートの誤字脱字はご法度です。

慎重に下記進めるのはもちろんですが、書いた後はしっかり見直しましょう。

それでも誤字脱字を発見してしまったら、修正テープや修正液、訂正印を使うのは止めましょう。

誤字脱字の修正は時間はかかり大変かもしれませんが再度書き直しましょう。

履歴書の印刷方法

たまに両面印刷で履歴書をプリントアウトしてくる学生がいらっしゃいます。

両面印刷は一覧性が無く、見るのが大変です。

面接時に結局片面ずつコピーを取る事になるので、できれば最初から片面2枚か1枚に2アップ印刷していただいた方が助かります。

また企業がその両面印刷された紙を管理するとなると管理が大変になってしまいます。

きゅうぞう
企業の指示が無い限り、片面ずつの印刷の方がありがたい・・・。

印鑑について

実印でも構わないが、認印でOKです。

シャチハタのようなゴム印でもかまいませんが、会社によってはゴム印NGとする場合があるので認印の使用が無難です。

印鑑の押し方にうるさい企業も稀にありますが、「斜め」に押してしまったり印鑑が「かすれ」ても合否にはほぼ関係しませんので、そこまで神経質になる必要はありません。

趣味、特技欄について

ネガティブな印象を持たれないもの以外であれば、ぶっちゃけなんでも良いです。

なお趣味や特技でないものを書くのはやめておいた方が良いです。なぜなら面接で突っ込まれてしまうと大変な事になる場合があるからです。

本人希望欄(特に給料・職種・勤務時間・勤務地について希望があれば記入)

バカ正直に細々希望をガッツリ書くのはおすすめできません。

企業によってはめんどうな学生だと思われかねません。

貴社の規定に従います。

これくらいで留めておきましょう。

通勤時間、扶養家族、配偶者欄について

 

 通勤時間、扶養家族・配偶者欄はどう書けばよいのですか?

 

・・・と学生からよく質問を受けることがあります。

 

ポイント

通勤時間

・自宅から本社(勤務地)までの通勤時間

・厳密に1分単位で答える必要はありません

・そこまで選考には関係ありませんので、ざっくりでOKです

扶養家族

・自分の収入で養っている家族の人数

配偶者

・自分の夫、もしくは妻の有無。それを養う義務はあるのか?

・学生の大半は「無し」に〇が付けられる事が多いでしょう

 

応募書類のコピーは取っておこう

面接は学生が記入した履歴書やエントリーシートの内容を元に質問されるケースがあります。

面接での口頭回答と、履歴書やエントリーシートの記入内容に整合性が無いと、不採用となる可能性が高いです。

提出した履歴書やエントリーシートは必ずコピーを取って、手元に置いておきましょう。

あとがき

履歴書はあなた(学生)と企業をつなげるファーストコンタクトです。

いわばラブレターみたいなものです。

履歴書やエントリーシートだからと言って舐めてかかると痛い目を見ますよ。

がんばってくださいね!

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