
私は長年新卒採用にかかわってきましたが「就職活動における身だしなみのポイント」というのが見えてきました。
この記事では、就活の身だしなみのおいて、学生の皆さんからよく寄せられる質問をベースに私なりの回答を交えて記事としてまとめました。
結論からお伝えすると「相手がどう思うか?」これに尽きます。
目次
就職活動で大切な身だしなみのポイント
このブログ記事では就職活動の「身だしなみ」における以下についての内容をお伝えいたします。
1.リクルートスーツについて
2.ネクタイについて
3.靴やカバンについて
4.頭髪について
5.メイクについて
6.ハンドケアについて
7.腕時計やアクセサリーについて
リクルートスーツについて
リクルートスーツを買うときの注意したいポイントがあります。
1.リクルートスーツを買う
2.ジャストフィットのスーツを買う
3.色は黒で無地が無難
4.できれば2着スーツを買う
5.コートは無難なビジネス向けを買う
インパクトを狙った変化球は狙わないでください。
無難で普通なもので大丈夫です。
1. リクルートスーツを買う
ビジネススーツショップや紳士服のお店で、「リクルートスーツ」という商品が販売されていますので、それを買ってください。
基本的に就活生の多くは「リクルートスーツ」を買いますので、良い意味で画一化されますので悪い意味で目立つことがありません。
また学生の懐事情を知ってか、通常のスーツよりは良心的な価格設定になっている事が多く、リクルートスーツを買わない理由がありません。
就活で何のスーツを買おうと悩んだら、リクルートスーツ一択です。
女性だとパンツスーツかスカートか悩む学生も多いと思いますが、好きな方を選んで良いと思います。
しかし稀に50代以上の人事担当者が面接に出てくると、「就活の女子学生のスーツはスカート」という謎の固定観念がある場合があるので、スカートを選択した方が無難だったりします。
2. ジャストフィットのスーツを買う
ゆる過ぎず、きつくない丁度良いサイズのリクルートスーツを買いましょう。
サイズが合わないスーツを買ってしまうと、シワになりやすかったり破れやすかったりしますので、ちょうどよいサイズを選んでください。
サイズが良くわからない場合は、ショップの店員さんに聞けばサイズを測ってくれます。
3. 色は黒で無地が無難
男性・女性問わず、スーツの色で悩んだら「黒」を選んでおけば間違いありません。
理由としては、「リクルートスーツ」の商品自体が黒が多いという理由もありますし、企業側にとっても「就活中の学生のスーツ=黒色」という固定観念があったりしますので黒を選んでおくのが無難です。
「他の学生と同じは嫌だ」「違いを見せつけたい」という理由で「黒」が嫌ならば、濃紺のスーツを選ぶと良いでしょう。
濃紺のスーツは黒との明確な色の違いがそこまでわからず浮くことがありませんし、お堅い業界でも許容される色だったりします。
また柄は「無地」をおすすめします。
ストライプのリクルートスーツを選ぶ学生もいますが、金融・公務員・メーカーといったお堅い業界には、不真面目な印象を与えかねないので注意が必要です
・無地
・金融、公務員、メーカーは特に注意
4.できれば2着スーツを買う
もしスーツにお金をかける余裕があるならスーツは2着用意しておくのが無難です。
・クリーニングに出している時の代わり
5.コートは無難なビジネス向けを買う
リクルートスーツに合わせるコートは、ステンカラーコートやトレンチコートなど、ベーシックなビジネス向きのコートを選びましょう。
色は黒や紺、チャコールグレーといったダーク系カラーがオススメです。
ダウンコートやダッフルコート、ファー付コートなどカジュアルなものは好ましくありませんので選ばないほうが無難です。
ネクタイについて
就活におけるネクタイ選びのポイントをまとめてみました。
青系のネクタイは一本は置いておきたい
青系のネクタイは就活においての鉄板カラーです。
青は「勤勉・誠実・清潔」といった印象を与え、様々な業界の面接で活躍することでしょう。
赤系のネクタイは勝負の時に
赤系のネクタイは情熱・積極性・力強さといった印象を与える事ができます。
そのため赤のネクタイは「パワータイ」とも言われています。
最終面接といった勝負どころで赤系のネクタイをチョイスするのも良いでしょう。
青系に加えて1本持っておきたいネクタイです。
ネクタイの柄は派手じゃなければなんでもOK
ブランド、キャラクター、ペイズリー、そのほかデザイン性が高いネクタイは、就活には向きませんので避けた方が良いです。
ネクタイ幅は7~8cmが無難
6cm未満の細い幅のネクタイ「ナロータイ」がありますが、ファッション性があまりに強いので就活のシーンではNGです。
ネクタイピンは無理に付けなくて良い、むしろ要らない
業界によってはネクタイピンを身だしなみとして、社員に着用を徹底している会社があります。
しかし学生が無理にネクタイピンを付ける必要は全くなく、むしろ最近はファッションアイテムとしてのイメージが強くなっているので、ネクタイピンはむしろしない方が無難です。
白や黒は選ばない
白や黒のカラーのネクタイは、冠婚葬祭で使用されるネクタイカラーなので選ばない方が良いです。
靴やカバンについて
リクルートスーツに合わせる靴やカバンは何が良いのでしょうか?
靴(男性)
リクルートスーツに合わせる靴のポイントは履きやすさと動きやすさですが、まずは黒の革靴を選びましょう。
茶色の革靴はファッション性強く、他の就活生が身に付けてない事もあり目立ちますのでおすすめできません。
革靴のデザインは、紐で結ぶタイプの普通の革靴を選ぶのが無難です。
エナメルやスエード調の革靴はファッション性が高いので止めておいた方が良いです。
・ひもで結ぶタイプの靴
・エナメル、スエード調は選ばない
靴(女性)
女性の靴に関してのポイントは以下の通りです。
・ヒールは高すぎない靴を選ぶ(5cm未満)
ストラップは付いていても良いのですが、業界・企業によってはファッション性が高いと判断されることがあり選ばない方が無難です。
どうしても自分が身に着けたいのなら良いですが、就活のポイントは相手がどう思うか?です。
カバン
カバンは男女ともに、平らな所に置いたら自立する黒色の革カバンが一般的です。
ブランドバッグ、トートバッグ、リュックサックはファッション性が高いので就活には不向きです。
金融、メーカー、公務員といったお堅い系はけっこう厳しく評価していたりするケースがあるので、カバン選びは注意してください。
・置いたら自立するタイプ
・ファッション性が高い物は選ばない
頭髪について
頭髪の色を抜いている、染めている学生は元の髪色に戻しておきましょう。
また男性の長髪や強めのパーマ、無操作ヘアなどのファッション性の強いヘアスタイルは、ITエンジニア職以外ではおすすめできません。
長い髪の女性であれば、一つに結んでおくのが就活のマナーです。
・ファッション性の高いヘアスタイルは止める
・長い髪は結んでおく
自分らしさを追求するのは良いですが、相手に悪い印象を持たれたら即アウトです。
自分がどう思うか?ではなく相手がどう思うか?に意識を集中させましょう。
メイクについて
メイクは派手なメイクを避ければOKです。
ポイントは頭髪と同じで、自分がどう思うかではなく「自分のメイクは相手がどう思われているか」です。
香水は付けない方が無難です。
なお男性はメイクをしていない人がほとんどだと思いますが、急な吹き出物にはコンシーラーを1本持っておくと隠すことができるので便利ですよ。
ハンドケアについて
特に男性は気にしていないと思いますが、意外に手先は面接中に見られていたりします。
・派手なネイルをしていないか
・汚れていないか
腕時計やアクセサリーについて
結論を言ってしまうと、腕時計やアクセサリーは無理に身に付けなくてOKです。
以下注意点を書いてみました。
腕時計
腕時計はファッション性の高いモノは身に付けるのを控えるべきでしょう。
なぜならファッション性の高い時計はビジネスシーンに適さなかったり、ビジネススーツに合わなかったりするからです。
・スマートウォッチ
・ベルトや文字盤の色使いが派手
腕時計はアナログ時計を身に付けるのが無難です。
デジタル時計を身に付けているから「不採用」というケースはあまりありませんが、幼稚な印象を持たれてしまったりビジネススーツには合わないとする意見もあったりするので注意が必要です。
就活に「腕時計」は必須アイテムではありません。
時間はスマートフォンで確認できるので、腕時計を持っていないという学生も多いと思います。
就活用に無理して腕時計は買う必要はありません。
アクセサリーについて
アクセサリー類は身に付けない方が無難です。
なぜなら、アクセサリー類は就活においては全く不要だからです。
何か特別な理由が無い限りは、ただのオシャレアイテムと見なされてしまいますので外しておく方が良いです。
・ピアス
・ネックレス
・指輪
・ブレスレット
まとめ
就職活動の身だしなみのポイントは「相手がどうおもうか?」です。
自分で良いと思っている身だしなみは、相手にどう見られているのでしょうか?
これを意識するだけで身だしなみの意識は変わっていきます。