[元人事推奨]グループディスカッションのコツや対策方法まとめ

きゅうぞうです。

就活では様々な課題が目の前に立ちはだかりますが、その中でも特に多くの就活生から質問を受けるのが実は「グループディスカッション」だったりします。

 

グループディスカッションは他の就活生が意識高すぎてついていけないなぁ・・・

グループディスカッションの立ち回り方法がよくわからないのよね・・・

 

そんな悩みを抱える就活生のために、グループディスカッションについての記事をまとめてみました。

結論から言いますが、グループディスカッションは感じが良い人であれば無言でも通過します。

 

この記事でわかること

1. グループディスカッション実施の目的

2. 通過しやすい人、落ちやすい人

3. グループディスカッションの注意点

4. グループディスカッションの練習方法

5. 参考書籍

 

順番に解説していきます!

グループディスカッションのコツや対策方法

就活生の多くが苦手とする「グループディスカッション」。

まずは企業が新卒採用における「グループディスカッション」をどういう位置づけ(目的)にしていて、どういう軸で就活生を評価しているのかを知る必要があります。

時間内にいくらうまく立ち回れたと思っていても、選考を通過しない事には意味がありません

グループディスカッション実施の目的

まず企業がグループディスカッションという選考をどういう位置付け(目的)にしていて、どういう軸で就活生を評価しているのかとお伝えいたします。

 

GDをやる意味

①カルチャーフィット

②ふるい落とし

③集団の中での個を見る

 

①カルチャーフィット

カルチャーフィットとは「企業文化」と「就活生」がマッチしているかを指します。

新卒採用の「グループディスカッション」において、カルチャーフィットは「社風とのマッチング(人的相性)」と思った方が就活生はわかりやすいでしょう。

社風にマッチしていない学生の採用は、同期内だけでなく現在高いパフォーマンスを出している社員の生産性にも影響を与え兼ねないので、採用を慎重になる必要があります。

当然ながらそういった新卒社員は孤立する傾向がありますので、早期離職の可能性が極めて高く、企業にとっては採用リスクが高くなるので注意する必要があります。

 

社風とマッチしているかのポイント

・キャラクター特性

・行動特性

・ビジュアル(見た目)

・言葉遣い

 

②ふるい落とし

まず企業側からするとグループディスカッションは、一度に複数の就活生を評価できるのでとてもコスパが良い選考といえます。

どういう事かというと、上記①の「カルチャーフィット」にあるように雰囲気が全く合わない学生を効率良くふるい落とす事ができます。

 

ポイント
グループディスカッションは効率よく雰囲気にミスマッチの学生を振るい落とすことができる。

 

ちなみに集団面接も、同じふるい落としの意図で行われるケースが多いです。

③集団の中での個を見る

社会に出ると、基本的に個人だけで行う仕事は極めて少ないです。

とくに新卒ともなると一人で仕事ができないので、他社員とのコミュニケーションは欠かせません。

個人面接だけだと「」ばかりを見る事となり、重要である「集団の中の個」を見る事ができません。

グループディスカッションは、就活生の集団の中での立ち振る舞いが見えるようになりますので、社風とのマッチングが比較的見やすいです。

グループディスカッションの評価ポイント

それでは、グループディスカッションにおいて企業はどのような軸で学生を評価しているのでしょうか?

結論から言うと、基本的に人柄が良ければGDは通過します。

ただ「人柄が良い」というのは定量的に評価が難しく、評価者の価値観に依存してしいまいかねません。

そこで色々な評価項目を設定することで、可視化できる具体的なポイントとして「人が良い」と判断しているわけです。

グループディスカッションには様々な評価軸が存在します。

 

きゅうぞう
順番に解説していきます。

 

協調性

他メンバーの議論を批判せず、同じ目的を共有し結果を出そうと努力しているか

論理性

誰が聞いても「なるほど!」と要点を押さえたわかりやすい発言ができているか

課題解決力

解決させるために議論を前に進めようとする姿勢はあるか

発想力

誰も思いつかないアイデアが思いつき、言語化できるか

傾聴力

人の話をさえぎらず、聴く姿勢ができているか?

リーダーシップ

周りのメンバーを「気持ちよく」引っ張っているか

サポート力

リーダーやメンバーの議論を活発化させるためのサポートができているか

積極性

議論に積極的に関わろうとしているか

人物印象

敬語が使えているか、場面に合わせた表情ができているか、感じが良いか、熱意があるか

通過しやすい人、落ちやすい人

グループディスカッションで通過しやすい傾向にある就活生は以下の通りです。

 

通過しやすい人

・人の話をよく聞く人

・緩急のある表情が作れる人

・場の雰囲気が読める人

・感じが良い人

 

反対にグループディスカッションで落ちやすい就活生の特徴は以下の通りです。

 

通過しにくい人

・人の話を聴かないで自分の言葉をかぶせてくる

・"無駄に"ガツガツしている

・無表情

・全く発言をしない

・挙動不審

 

グループディスカッションの注意点

グループディスカッション当日、通過するためには以下を注意しておきましょう。

役割に徹する

グループディスカッションが始まると、自然と役割が決まってくると思います。

やば・・・書記係とか詰んだ・・・

とか思わないでください。

リーダーだけが合格するものではありません。与えられた役割に徹しましょう!

無理にリーダーシップを取ろうとしない

企業はリーダー気質の就活生ばかりが欲しいわけではありません。

なかには、グループの盛り上げ役的な存在が欲しいのかもしれませんし、リーダーばかりが評価されているわけではありません。

無理にリーダーシップを取ろうとするのは止めましょう。

クラッシャーに気を付ける

場の空気を考えず、メンバーの話を全く聞くことなく、突っ走っちゃう就活生がいたりします。

そういう就活生がいると場の空気が必ず凍り付いてしまうのですが、反論をしてはより場が悪くなるので我慢しましょう。

企業側としてはそういうクラッシャーの存在にはすぐ気が付きますので安心してください。

それも加味したうえで評価をしますので、流されないよう頑張って行動してみてください。

全員で合格するよう心がける

一応選考試験なので、ライバル心はあるかもしれませんが、そういったマインドでグループディスカッションに臨んでしまうと、議論がぎくしゃくしてしまいがちです。

全員仲間!全員で合格しよう!

という気概の方が、グループディスカッションは上手くいきますよ。

一人だけ目立とうとしない

一人だけ目立とうと頑張っている就活生はわかります。

きゅうぞう
あーがんばっちゃてるなぁ・・・

と良い評価は決してできなくなります。自分だけ目立とうという意識は忘れましょう。

無理に発言をしようとしない

無理に相づちを入れたり、よくわからない発言を差し込んでくる就活生もいます。

何かしゃべらないとヤバイ!

という気持ちはわかるのですが、無理に話したところで評価は良くなるものではありません。

発言の多さ=合格ではない

きゅうぞう
私がサポートした就活生で、無言だったけど合格させた子がいます

グループディスカッションの合格は発言量に比例するものではありません。

印象がよければグループディスカッションは通過しますから。

グループディスカッションの練習方法

無理に頭が良いように振舞ったり、ロジカルに話そうとしたり、カタカタ語を多用したりする必要は一切ありません。

以下のような就活生であれば普通にグループディスカッションは通過します。

 

合格のポイント

1.場の雰囲気が読める

2.人の話がしっかり聴ける

3.人当たりが良い

4.適度に発言をする

 

雰囲気の良い人というのを意識してください。

 アクティブリスニング

就活生の多くが意外にも人の話を全く聴けていません

「自分は相手の話を聴いている!」と思っているかもしれませんが、相手は「話を全然聴いてくれていない・・・」と思われているかもしれません。

そこでアクティブリスニングを日々意識した行動をしてみるように心がけましょう。

アクティブリスニングができれば、人の話を聴けるようになるだけでなく、相手の感情がわかるようになりますので、場の空気が読めるようになります。

 

アクティブリスニングとは
アクティブリスニングはコミュニケーション技法の一つであり、アメリカの臨床心理学者カール・ロジャースが提唱した傾聴姿勢のことを指します。

 

きゅうぞう
アクティブリスニングは色々なテクニックがあるのですが、就活生が身に着けやすいテクニックに絞ってお伝えいたします

 

アクティブリスニングのポイント

1.オウム返し

相手の話をそのまま返すのではなく、「こういう事だよね?」と要点を伝えるようにすると良いです。

2.質問

相手が話した内容に対して「具体的にはどういう事?」と、より具体的に質問で掘り下げていきます。

3.感情のミラーリング

相手のしぐさを真似る事をミラーリングといいますが、ここでのポイントは「感情のミラーリング」です。

相手が楽しそうであれば、自分も楽しそうにする。

相手が悲しそうであれば、自分も悲しそうにする。

といった意識をすると話を聴けるようになります。

 

参考書籍

グループディスカッションに関する書籍をいくつかご紹介いたします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

就活生の多くの方が、上手く話そうとトレーニングをしがちですが、それ以上に「人の良さ」というのも忘れないでほしいところです。

お付き合いいただきありがとうございました!

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