
きゅうぞうと申します。
私はこれまで10年以上企業人事の採用責任者として、数多くの就活生と向き合ってきました。
また個人的に就活をサポートすることが多く、私がサポートした就活生で内定が取れなかった人は一人もいません。
この記事では、そんな自己分析について悩める就活生向けにおすすめです。
目次
就活の自己分析のやり方を現役人事が解説します
そもそも就職活動ではなぜ自己分析が必要なのでしょうか?
まずは自己分析の重要性について考えてみましょう。
なぜ就活で自己分析が重要なのか?
基本的にはエントリーシートや履歴書に書く内容、面接試験で質問される内容は自分自身の事についてです。
つまり、自分自身をしっかりと理解さえしていれば、とりあえずは就職活動はなんとかなるわけです。他にもプラスして業界研究や企業研究も もちろん必要ですが、とにかく自己分析をしていないと就職活動は始まりません。
就職活動は営業活動とも例えられることがありますが、いわば就活は「自分という商品を売り込む活動」なのです。
・営業マン:就活生
・お客様:企業
あなたは商品の事を全く知らない営業マンから物を買いたいですか?
中には衝動買いをする人もいるかもしれませんが・・・ほとんどの人が、商品の価格、特徴、メリットやデメリット、それを手にしたことで得られるベネフィットなど色々考えて買うはずです。
自己分析をしっかりして自分という商品特性をしっかり理解して伝えないと、お客様はあなたを買ってくれません。
では、そんな重要な自己分析をどうやって進めたらよいのでしょうか?
簡単6ステップ!自己分析のやり方
ここからは具体的な自己分析のやり方を解説していきます。
1.自分史の作成

例
まずは自分史を作成しましょう。
自分史とは名前の通り自分の歴史ことで、過去から現在にいたるまでの自分の出来事を年表にしていくわけです。
細かく書いていく必要はありません、まずは大きな出来事から書いていって後で肉付けしていきましょう。
2.自分史の深掘り
出来上がった自分史を下記を意識して深掘りしていきましょう。
・その出来事の良かった点、悪かった点
・課題や問題点は何か?
・なぜその課題に取り組もうと思ったのか?
・課題解決プロセス(どれくらいかかったのか?→定量的)
・結果はどうなったか?
・今にどう活きているか?社会に出たらどう活かせそうか?
3.モチベーショングラフの作成
モチベーショングラフとは何かというと、各年代での自分の気持ちやモチベーションの浮き沈みの度合いをグラフにしたものです。
例えば、中学では部活で優勝した、高校受験失敗した・・・など、気持ちの浮き沈みがあるはずです。
それをグラフにしていくというわけです。
・自分の好き嫌い、興味関心
・成功体験(一人か、友達とか?)
・失敗を乗り越えた方法
4.can、willのフレームワーク
上記1~3を行う事で、自分の「できる(can)」「こうなりたい(will)」が浮き彫りになってくるはずです。
就活生の多くは、あこがれだけで企業の採用試験を受けてしまいがちです。
最近はポテンシャル採用を行っている企業は少なくなっており、学生のこれまでの行動・考え方を企業でどれだけ活かして貢献してくれるかの再現性を見ています。
willももちろん大切ですが、よりcanの部分が求められるようになってきています。
5.未来からの逆算
未来からの逆算とはどういう事かというと、将来自分がどうなりたいのかを明確にして、企業選択をしていくという作業の事を指します。
例えば「ITテクノロジーを駆使した日本のインフラをより便利にするエンジニア」を将来目指すとします。
そんな人が食肉加工会社の営業職の採用試験を受けるのはちょっと違いますよね。
最初の就職先の選択で、自身の5年後10年後がほぼ決まってきますので注意が必要です。
6.他己分析
自分が思っている自分と、他人が思っている(感じている)あなたは一致していない場合があります。
以前に私はこんなことがありました。
私は2000人近くが集まるパーティー会場で司会をすることになりました。
足が震えるほど緊張し、声もやや緊張ぎみで安定感がありません。
なんとか1時間をやり過ごすことができ、とある参加者とこんな話をしたわけです。

自分が思っている事と相手が思っている事は必ずしも一致していません。
特に重要なのは、相手がどう思っているか?です。
まとめ
就職活動は自己分析に始まり、自己分析に終わります。
自己分析をしっかり行えば、就活は楽に行えることでしょう。
おしまい!