
人事部きゅうぞうです。
ファミコン世代にはおなじみの「燃えろ!!プロ野球」をこの記事ではご紹介いたします。
この燃えろ!?プロ野球はファミコン世代の人なら、誰しもが知っているゲームです。
当時リアルにファミコンで遊んでいた世代にとって、この「燃えろ!!プロ野球」の存在感は、今でも忘れることができない強烈なインパクトを私たちに残してくれたゲームでした。
1.売上本数がハンパない(158万本)
2.テレビのような中継アングルで遊べる
3.選手の動きがリアル
4.バントでホームランが打てる
目次
ジャレコの燃えろ!!プロ野球をご紹介します!
そもそも燃えろ!!プロ野球とはなんなのでしょうか?
基本スペック | |
---|---|
タイトル | 燃えろ!!プロ野球 |
ジャンル | 野球ゲーム |
メーカー | ジャレコ |
発売日 | 1987年6月26日 |
売上本数 | 約158万本 |
燃えろ!!プロ野球とはタイトルでわかるように野球ゲームなのですが、当時とすれば158万本も売れて神ゲー扱いされていたものの、時間が経つにつれ「バカゲー」「クソゲー」と評価が悪くなっていった経年劣化の典型的作品と言えます。
タイトル画面
![]() |
![]() |
モードはペナントとVSモードの2種類。セレクトボタンでモード選択をすると、キャラクターがピョコピョコ動くのが面白い。
パッケージデザイン





なおプラケースにはJALECOの刻印、なんとも細かい細工がほどこされておりますね。
説明書


選手の特徴を覚えるのが勝利の近道と言えるでしょう。
なんとも意味深な一文です。

燃えろ!!プロ野球ではペナントレースで遊ぶことができるのですが、当時はSAVEという機能は無く「パスワード」にて記録をしておりました。

燃えろ!!プロ野球の画期的なシステムとして、合成音声による歓声が臨場感がたっぷりで当時のちびっ子達を興奮させました。
上記の説明書画像でもわかるように、三振をしたりすると「アホー」の声もいただくことができます(笑)
売上本数がハンパない(158万本)
なんとこの燃えろ!!プロ野球は158万本も売れており、ファミコンのミリオンセラーランキングでも堂々の16位を記録しております。
順位 | タイトル名 | 発売日 | 売上本数 |
14 | マリオブラザーズ | 1983年7月14日 | 約163万本 |
15 | リンクの冒険 (ディスクシステム) | 1987年1月14日 | 約161万本 |
16 | 燃えろ!!プロ野球 | 1987年6月26日 | 約158万本 |
17 | エキサイトバイク | 1984年11月30日 | 約157万本 |
18 | テニス | 1984年1月14日 | 約156万本 |
なにがスゴイって、ドラゴンクエスト(約150万本)やファイナルファンタジー3(約140万本)よりも売れているという事。そしてランキング上位を占めるのが任天堂作品という中、ジャレコの燃えろ!!プロ野球が見事に16位に位置付けている。
そんな背景もあって、この燃えろ!!プロ野球は誰かしらの友人宅に必ずと言っていいほど置いてあったファミコンソフトの1本という事もあり、やったことが無い人がいないほどの超有名ソフトでした。
当時は友人の家にみんなで集まったり、ファミコンソフトの貸し借りというのが頻繁に行われておりました。借りたままパクるという、借りパクという社会問題もあり、ファミコンソフトに名前を油性ペン等で書くというのも行われておりました。
テレビのような中継アングルで遊べる

平成・令和を生きる子供たちには「プロ野球スピリッツ」があるので、テレビ中継のようなピッチャー視点でのプレーは当たり前かもしれませんが、1980年代のファミコンといえばバッターや俯瞰的な視点ばかりでした。
そんな中、当時はプロ野球人気が絶頂だったこともあり、この燃えろ!!プロ野球はテレビ中継のような視点で遊べるという画期的なシステムからミリオンヒットになったのではないでしょうか。

![]() FC「ベースボール」 |
![]() FC「ファミリースタジアム」 |
選手の動きがリアル
![]() |
![]() |
当時のファミコンは容量の問題もあり、ドット絵で粗く2等身のデフォルメされたキャラクターデザインが当たり前だったのですが、この燃えろ!!プロ野球は野球選手の体形がリアルに描かれており、ドット絵ながらヌルヌルと動いてくれるので、とても興奮したのを今でも覚えています。

クロマティ選手の特徴をなかなかよく掴んでいますね(笑)
バントでホームランが打てる

これがクソゲー・バカゲー認定される原因となった一つですが、燃えろ!!プロ野球ではバットにボールが当たればフライになるという謎システムの影響で、一部の強打者に限りバントでホームランになってしまうという事例が発生してしまいました。
ホームラン時の演出
![]() |
![]() |
そのため普通にバットを振るよりは、バントの方がボールに当てやすいという事もあり、ゲームに慣れた人ほどバントゲーとして遊んでしまうこともしばしありました。
そもそもバッティングが上下左右斜め9方向の操作が必要で難しく、ボールにバットを当てるタイミングがシビアなこともあって、当時のちびっ子たちの飽きを急加速させてしまいました。
そもそも難しく、バグも多かった

外野にボールを持っていかれると、以下の理由からほぼ必ずと言っていいほどにヒットになってしまいます。
1.球場が広い
2.守備のキャラクターのスピードが遅すぎる
3.距離感がつかみづらい
また各塁への送球がたまにズレることがあり、シングルヒットが2塁打・3塁打というのも当たり前でした。
またバットが確実に届かない場所への超絶変化球を投げられたり、それがストライク判定になったりと、当時のちびっ子達のケンカを見事に助長させてくれました。
あとがき
燃えろ!!プロ野球の記事いかがでしたでしょうか?
筆者自身を振り返ると、当時はゲーム自体の情報が少ない事や、「ゲーム」に飢えていた事から、この燃えろ!!プロ野球を普通に楽しく遊んでいたと記憶しております。
今となってはひどいゲームだったなぁ・・・と思い起こすことができるんですけどね(笑)
なおこの作品をきっかけとして、ジャレコは「燃えろ!!」シリーズの作品を多数リリースすることになりましたとさ。
終わり。