
きゅうぞうです。
様々なゲームを扱うサイトやYouTubeで、ファミコンの「クソゲー」について取り上げられているものを多く見てきました。
しかしこれはクソゲーじゃないだろ・・・って内容がけっこう多かったりします。
そんな様々なサイトや動画サイトで、クソゲー認定されているけれど、個人的にはクソゲーじゃないと思うゲームをご紹介していきたいと思います。
バンゲリング ベイ
タイトル名 | バンゲリング ベイ |
---|---|
メーカー | ハドソン |
ジャンル | シューティングゲーム |
発売日 | 1985年2月15日 |
バンゲリングベイは、見下ろし視点の全方位に移動が可能なシューティングゲーム。
自機のヘリコプターを操り、敵国「バンゲリング帝国」の戦略拠点(工場)を破壊するのがゲームクリアの目的となります。
ちなみに、上記画像の赤い建物が戦略拠点(工場)です。
クソゲー認定されている理由①「MAPが広すぎる」
テレビモニター1画面分を、縦10画面×横10画面の合計100画面という超広大なMAPで構成されていながら、現在地を把握するレーダーが皆無でいったい自分がどこを飛行しているのかわからず、慣れるまではクリアするまでとにかく時間がかかります。
クソゲー認定されている理由②「操作方法がマニア向け」
十字キーの左右で旋回、十字キーの上下でスピード調整といったラジコンさながらの操作方法。
また上下左右斜めに飛行可能な事もあり、自機のヘリコプターがヌルヌルとした動きになり、安定飛行するまでにはかなりの努力が必要となります。
クソゲー認定されている理由③「面倒くさく難しく達成感がない」
時間をかけて苦労してステージクリアしたところで、真っ暗な画面に無音で「COMPLETE」の文字のみが表示され、また次のステージが淡々と始まります。
もちろんエンディングといったものもありません。
ファミコンにありがちな展開ですが、このバンゲリングベイは難易度と報酬のバランスが最悪に悪すぎるのです。
でも、バンゲリングベイはクソゲーじゃないと思う理由
正直、操作方法さえマスターしてしまえば、広大なステージを自由に飛び回れる楽しさがあります。
ラジコン好きならハマるんじゃないでしょうか?
また敵として出現する戦闘機も楽勝で倒せてしまいますし、サクサククリアすることが可能となります。
またゲーム中は派手派手しいBGMがなく、飛行音や爆発音といった効果音がほとんどで、ゲームに集中することができます。
ボーっとゲームをやりたい人にはおすすめなゲームだといえます。
・・・慣れればね。
魔界村
タイトル名 | 魔界村(まかいむら) |
---|---|
メーカー | カプコン |
ジャンル | アクションゲーム |
発売日 | 1986年6月13日 |
魔界村は主人公の騎士「アーサー」を操り、連れ去らわれたプリンセスを救出するのが目的のゲーム。
ダークな世界観を見事に再現しているサウンド、完成度の高いアクションシステムは多くのゲーマーを虜にしていきました。
クソゲー認定されている理由①「難しすぎる」
全7ステージからなる魔界村は、アクションゲームに慣れている人ですら全体的に「難しい」と評価してしまうほど、とにかく激ムズなアクションゲームです。
とくにステージ1の中ボスとも言える上記画像の赤い敵「レッドアリーマー」にコテンパンにやられ、魔界村を止めてしまったユーザーが少なくないと聞ききます。
このレッドアリーマーは規則的な動きをするわけでもなく、自機の行動に合わせた動きを展開してくるので、とにかく動きや攻撃が読みづらい。
不規則な体当たりと火の玉による攻撃が多くのユーザーを苦しめました。
でも、魔界村はクソゲーじゃないと思う理由
たしかに魔界村は難しい。
・・・けれど、クソゲーというほど理不尽な難易度のゲームというわけではなく、やりこんで慣れてしまえば結構普通にクリアができてしまう。
しかもその達成感たるや半端ない。
これは魔界村と同じくカプコンから発売されている「モンスターハンター」シリーズと同じではないでしょうか?
最初はザコですら全く歯が立たなかったにも関わらず、慣れてしまえば大型モンスターにも苦労することなく戦える。
そう魔界村も同じ。
さすがはカプコン。
トランスフォーマー コンボイの謎
タイトル名 | トランスフォーマー コンボイの謎 |
---|---|
メーカー | タカラ(現タカラトミー) |
ジャンル | アクションシューティング |
発売日 | 1986年12月3日 |
トランスフォーマーはタカラより発売されていた変形ロボットの玩具やアニメの「トランスフォーマー」を題材としたアクションシューティングゲームです。
トランスフォーマーファンもしくは、変形ロボットといった類が好きなちびっ子の家には必ずといっていいほど「トランスフォーマー」のファミコンカセットは置いてありました。
クソゲー認定されている理由①「難しすぎる死にゲー」
ゲーム開始数秒でゲームオーバーになってしまう。
超ド級の即死ゲー、それがトランスフォーマー。
▲敵機から発射されている弾はご覧いただけるだろうか・・・?
トランスフォーマーは、敵の動きが速く攻撃も速い。
また、敵の配置が(悪い意味で)絶妙で、ジャンプ着地点・最高点に敵を配置していたりと、製作者の性格の悪さがうかがえます。
とにかくトランスフォーマーは死にゲーなんです。
でも、トランスフォーマーはクソゲーじゃないと思う理由
ファミコンソフトのクソゲーを掴まされると、「やっちまった・・・」「つまんねぇ・・・」といった虚無感や思考停止に陥ってしまいます。
でもこのトランスフォーマーに関してはクソゲーを通り越したバカゲーなので、遊んでいて大爆笑できるゲームとなっています。
死ぬタイミングが絶妙でテンポが良すぎて面白すぎるからです。
ひとりはもちろん、友人と集まってトランスフォーマーをやったら盛り上がること間違いありません。
たけしの挑戦状
タイトル名 | たけしの挑戦状 |
---|---|
メーカー | タイトー |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
発売日 | 1986年12月10日 |
攻略本なしには絶対クリア不可能と言われた理不尽すぎる内容で、クソゲー界のキングともいわれるたけしの挑戦状。
攻略本が発売されてもクリアできないプレイヤーが続出し、攻略本の攻略本が発売されるほど。
しかも80万本というえげつない売上本数を記録しており、多くのファミコンユーザーがたけしの挑戦状=クソゲーと記憶していることだろう・・・。
ポートピア連続殺人事件をはじめとする大のファミコンファンであるビートたけしが「いままでにないようなソフトを作りたい」との事から作られたファミコンソフトで、ぶっ飛んだアイデアがてんこ盛りになっている。
ゲームの内容は、プレイヤーであるサラリーマンが南海の孤島にある財宝を探しにいくというゲーム。
クソゲー認定されている理由①「死にゲー」
そもそもゲームオーバーの画面がプレイヤーの葬式というのがぶっ飛んでいる・・・。
街中のヤクザにいきなり殴られてGAMEOVERになったり、自宅の奥さんや子供に殴られてGAMEOVERになったりと、理不尽にGAMEOVERになることがしばし多い。
▲極めつけは、ラストダンジョンで財宝を見つけても、謎のじじいに横取りをされGAMEOVERになるというもの。
これは序盤でこのじじいを倒しておかないと、財宝を横取りされてしまうというもので、せっかくの苦労が水の泡となるので気をつけたい。
クソゲー認定されている理由②「ノーヒントの無理ゲー」
先に挙げた「横取りじじい」の件は、画面右端の着流しのじじいである。
彼からは重要アイテムである「宝の地図」がもらえるわけですが、こいつを倒しておかないと大変なことになってしまう。
ここで選択や操作を誤ると、それでゲームはほぼ詰んでしまう・・・。
ハッキリ言って初見でわかるわけがないw
クソゲー認定されている理由③「エンディングが放送事故レベル」
最高なのが、エンディングはこの1画面だけということ。
BGMも特別なものが用意されているわけではなく、努力量に反比例した達成感の無さがたまらないw
さらに「えらいっ」から5分程放置してまっていると、「こんな げーむに まじになっちゃって どうするの」の文字が精神的にジワジワダメージを与えてきます。
でも、たけしの挑戦状はクソゲーじゃないと思う理由
しかしこのゲーム、色々やれることが多く自由度がハンパない。街で人をぶん殴ってもいいし。
社長に色々な事ができるし。
パチンコで遊べるし。
カラオケも歌える。
難しいっちゃ、難しいゲームではありますが、攻略方法さえわかっていればゲームがとんとん拍子で進んでいくのでとても面白かったりします。
今の時代はネットがあるからいいですが、昔はディープな情報の頼りが攻略本でした。
スペランカー
タイトル名 | スペランカー |
---|---|
メーカー | アイレム |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1985年12月7日 |
スペランカーは主人公の探検家を操り、洞窟奥深くに眠る財宝を探しに行くという内容のゲームです。
クソゲー認定されている理由①「ゲーム史上類をみない虚弱体質っぷり」
![]() |
![]() |
画像にあるように、自分の身長の高さほどの場所から落下すると死亡判定となってしまう。
そのためかなりの集中力と緻密な操作が求められることから、クソゲー&難易度の高いゲームとされていました。
クソゲー認定されている理由②「怖い」
これは筆者の私の個人的見解ですが、怖いんです。
まずカセットデザインのゴーストが怖いw
大人になった今ではそうではありませんが、当時子供だった自分には怖くて仕方ありませんでした。
さらにはカセットのLEDが赤く光るのが不気味さを助長して、さらに怖さが増しました・・・。
そして、ゲームオーバー時とゲーム立ち上げ時のBGMがやたらダークで、トラウマ級に怖かったは今になっては良い思い出です。
でも、スペランカーはクソゲーじゃないと思う理由
スペランカーはシビアな操作と高い集中力が求められますが、やればやるほど上手くなり、クリア時の達成感がとにかくハンパないです。
また上手くなればテンポよくゲームを進めることができるので、自分がゲームが上達したのが目に見えてわかるのでとても嬉しい気分にさせられます。
またプレイ中のBGMはポップなノリで遊んでいてワクワクしてしまうほどの神曲。
クソゲーという要素はないんじゃね?ってくらいに楽しく遊べます!
あとがき
今回の5作品はクソゲーでおなじみのラインナップですが、個人的にはクソゲーではないと思っています。
もっと劣悪な本当のクソゲーはあります。
それはまたの機会に・・・。
ご視聴ありがとうございました!