レビュー・感想-ゲーム

ファミコンの燃えろプロ野球シリーズ全5作品を振り返ってみた

きゅうぞうと申します。

迷作、名作など各方面から様々な評価を受けているジャレコの「燃えろ!!プロ野球」シリーズですが、ファミコンでは5つの作品が発売されました。

順番にご紹介していきたいと思います。

燃えろ!!プロ野球

タイトル名 燃えろ!!プロ野球
発売日 1987年6月26日
一言メモ バントホームラン

燃えプロといえば赤カセットのこれでしょう。ファミコンど真ん中世代の人であれば一度は遊んだことがある野球ゲーム「燃えプロ」。なにせ約160万本という驚異的な売り上げ本数を記録しているタイトルだから、知らない人がいないであろう超有名ゲームなわけです。

約160万本という売り上げを記録できたのは色々諸説ありますが、私は大きくは2つのポイントが寄与していると思っています。

1.ユーザーが野球ゲームに飢えていた

2.超リアル

今でこそメディアが発達していて、色々なスポーツを気軽に見る事ができる時代です。しかし1987年当時はスポーツといったら野球で、国民全員野球好きなんじゃないかと思うほどの熱狂ぶりで、その影響かファミコンの野球ゲームはとにかく売れていました。

■ベースボール(任天堂)

・売 上:235万本

・発売日:1983年12月7日

■プロ野球ファミリースタジアム(ナムコ)

・売 上:205万本

・発売日:1986年12月10日

燃えろ!!プロ野球が発売された1987年6月で、ファミコンの野球ゲームとしてはまだ3作品目。しかもベースボールとプロ野球ファミリースタジアムに比べ、リアルなグラフィックと合成音声といった本格的野球ゲームという差別化が見事に成功し約160万本の売上となったわけです。

しかしゲームバランスがひどかったり、とんでもないバグがあったりで、多くのユーザーが燃えプロに失望してしまい以降のシリーズ作品の売り上げに悪い影響を与えてしまいました。

そんな燃えろ!!プロ野球がクソゲーと評価される原因となったいくつかをご紹介いたします。

バントホームラン

何人かの強打者にはバットにボールが当たれば、ホームラン級の当たりになるという設定がされていました。スイングとバントの区別なく、バットに当たればボールが飛んでしまうもので、バントでホームランというのが発生してしまいました。

ファールの後は必ずストライク判定

打者がファールを打った後のピッチングは、何を投げてもストライク判定というバグがありました。他にもピッチャーがサインにうなずいたあとにバッターが素振りをすると、どんなボール球でもストライク判定とか・・・とにかくバグが多くプレイヤーを悩ませました。

選手名は実名だが無許可

上記画像でもわかるように、燃えろ!!プロ野球の1作目は選手が実名で登場します。しかし、各球団から使用許可なしに無許可で発売していたようです。

・・・でも発売中止にならなかったから、優しい時代ですよね。

テンポが悪すぎる

リアルさを追求するがあまり、試合のテンポがとにかく悪いんです。ゆっくり遊んでしまうと1試合1時間とか普通にあります。当時は家庭にTVが1台だけという時代ですから、長時間TVがファミコンで占拠されるのはいただけませんよね。

テンポを悪くした要因

・投球フォームがゆっくり

・キャッチャーの返球が遅い

・ホームランの演出が長い

・選手交代の演出が長い

・1打席ごと演出が入る

 

まぁ色々酷評されている作品ですが、筆者の私は大好きなゲームだったりするのですが。

乱闘シーンも良い思い出です。

燃えろ!!プロ野球’88決定版

タイトル名 燃えろ!!プロ野球’88決定版
発売日 1988年8月10日
一言メモ バイオリズム

前作の燃えろ!!プロ野球の不満点を全て払拭したかのような作品。前作のようなぶっ飛んだ作品ではないこともあり、やや無難に落ち着いてしまった感も否めません。

テレビ中継さながらのリアルな視点は健在です。

やや試合のテンポを悪くしてしまっていたホームランの演出も今作でも健在。

バイオリズム

今作の大きな特徴といえば、各選手にバイオリズム(調子)という概念が導入され、それによって能力が変わるというものでした。

この調子が良いと、普段なかなかホームラン級の当たりをみせない選手でも、ボールを飛ばすことができるようになります。

新燃えろ!!プロ野球

タイトル名 新燃えろ!!プロ野球
発売日 1989年7月13日
一言メモ 斜め視点

これまで野球ゲームと言えばベースボール・ファミスタ・燃えプロの3作だったのですが、1988年にハリキリスタジアムをはじめとした様々な野球ゲームが登場しました。燃えプロも生き残りを賭け変化しました。(・・・って私は思っています)

なんとこれまでおなじみだった燃えプロ視点が、斜めという斬新な視点に変更されました。この視点は一見目新しくて格好良く見えるのですが、投打ともにストライク判定がわかりづらく、微妙な操作性という事で評判は良くありませんでした。。。

なお前作で導入されたバイオリズム機能は踏襲。

際どいシーンになるとズームアップされ臨場感たっぷりのクロスプレーが楽しめます。守備側はボタンを押し忘れるとアウトがとれないので注意が必要です。

燃えプロ!’90感動編

タイトル名 燃えプロ!’90感動編
発売日 1990年7月27日
一言メモ 最短2試合でエンディング

これまでのバイオリズム・斜め視点・ズームアップ・演出は全て廃止され、ややシンプルな燃えプロに戻ったという印象です。何をもって「感動編」かはよくわかりません。

アップテンポなBGMに変更され、演出もなくなったことからテンポがかなり良くなりました。燃えプロではあるのですが、燃えプロっぽくないと一部ファンからの評価も。

エディットモード

今作ではエディットモードでエディットチームが編成できるようになりました。特に走力を60の上限値まで引き上げると、バントだけでも勝ち進めるくらい楽になります。なお投手のスピードをMAXにしてもそこまで速くなりません・・・。

賛否分かれる採点モード

今作の目玉機能と言えば採点機能です。

どういった機能かというと、基本的には減点方式でゲーム中のプレーを100点満点で評価されます。

なお評価レベルを5に上げて、100点の出すことでエンディングとなります。今作ではペナントレースという概念がないので、評価点次第でエンディングが見られるというものでした。

そのため野球ゲームとしては珍しい、GAMEOVERというのが存在します。

きゅうぞう
きゅうぞう
個人的には普通にペナントレースのほうが良かったと思います・・・

燃えプロ!最強編

タイトル名 燃えプロ!最強編
発売日 1991年11月22日
一言メモ タイミングゲー

ファミコンの燃えプロシリーズの最終作です。結局はシンプルが一番じゃないか?というコンセプトだったのか、色々な要素が削ぎ落とされた良くも悪くもシンプルな野球ゲームになってしまいました。

視点は燃えプロでおなじみのTV中継っぽい視点。上下左右真ん中と9方向に投げ分ける事ができるのですが、バッティングはその場所に合わせる必要がなく、ボールのタイミングに合わせてボタンを押せばよいだけです。(前作でもほぼ同じですが)

なお選手名と球団名が実名表示となりました。

ペナントリーグを制覇するとエンディングとなるのですが、エンドロールで裏技をニオわせる一文が。

裏技

タイトル画面でⅡコントローラーのABボタンを押しながら、Ⅰコントローラーのスタートを押すことで、サウンドテストモードに行くことができます。・・・しかし残念ながら合成音声を聴くことができません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

元祖リアル野球ゲーム「燃えろ!!プロ野球」は、もう一工夫あれば野球ゲームの天下を獲れていたと私は思っています。

おしまい!